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カバー曲を“絵”にたとえるならば、選曲された“オリジナル楽曲”は“デッサン画”と言っていい。そして、その“デッサン画”にどんな方法でどんな色をつけていくのかがアーティストのセンスということになる。つまり、“デッサン画”をベースにして、“水彩画”にするのか、それとも“油絵”にするのか、はたまた“抽象画”にしてしまうのか?ということが問われるという訳である。

カバー・アルバムでこれまでに最も売れたのは累系売り上げが約500万枚を超える徳永英明の「VOCALIST」シリーズだ。なぜ売れたのか?それは徳永が万人受けするように誰もがわかる“日本画”にして歌ったからだ。ここに徹したことが彼のオリジナリティーとなったのだ。

今年もたくさんのカバー・アルバムがリリースされたが、そんな中で話題を呼び、よく売れているのがクリス・ハートの「Heart Song」だ。なぜ受けたのか?それはクリス・ハートが、外国人が憧れる理想の日本人像並びに日本の風景をイメージして歌ったことによって、最も日本らしい“水彩画”による“日本画”ができあがったのだ。私たち日本人がいつの間にか喪失してしまった“心の故郷”が、外国人であるクリス・ハートによって再現されたのである。だからこそ、クリス・ハートの歌に、私たちの内なる“日本人の心”が共鳴したのだ。

一方、リン・ユーチュンのデビュー・アルバム「Ballad Show」は同じカバーながら、徳永英明、クリス・ハートとは対極を打ち出している。彼独自の手法で、“油絵”にしてしまっている。つまり、オリジナル楽曲の良さを踏襲しつつ、独特の歌唱法で濃淡をつけてデフォルメ化することで、原曲の良さをさらに引き出しているのだ。デフォルメ化するということは原曲の魅力をわかり易く誇張して劇画化するということ。

「この曲はこんなふうに歌ってくれたらいいな」とか「この曲はこんな感じで歌うべきだ」とか、「この曲はこうあって欲しい」という私の〈理想の歌〉を誰もが持っている。この〈理想の歌〉という“心の琴線”に触れた歌に出会ったとき、私たちは「この歌が好き」と感じるのだ。「この曲はこう歌うべきだ」そんな私たちの“熱い想い”を見事に表現しているのがリン・ユーチュンだと言っていい。いい曲、イコール、いい歌ではない。いい曲はそれにふさわしい歌い手に歌われて初めて“いい歌”に昇華され、たくさんの人々に支持されるのだ。その意味では、紛れもなく原曲の魅力を劇画化してわかり易く誇張したリン・ユーチュンの“油絵”唱法によるアルバム「Ballad Show」は私たち日本人のハートを瞬時にして鷲づかみにするはずである。

台湾でデビューしたときから、良く知っています。日本でもデビューしてくれて本当に嬉しいです。応援しています!

20代男性

可愛い見た目と綺麗な声が好き!応援してます!

20代女性

リンくん、いつもTVで応援しています。福島に住んでいますが、地震の時にすてきな歌声ありがとう!

30代女性

どんな曲も心にきて、いつも聴いてます。これからも、どんどん来日してコンサートやってください。応援してます。絶対負けません!

40代男性

人柄が大好き!歌声が素敵!いっぱい日本にきてください。家族全員で応援しています!

40代女性

最高に良い歌声です!応援しているので、頑張ってください!

50代男性