キャット・スティーヴンス、1970年発表の2作『白いバラ』、『父と子』の50周年記念リマスター盤が12月リリース
ユスフ(キャット・スティーヴンス)は、1970年にリリースした名作『父と子』(Tea For The Tillerman)の50周年記念として、 現代的解釈で再構築し再録音した『父と子2』(Tea for the Tillerman²)を9月にリリースした。“多くの曲がオリジナル・ヴァージョンよりも瑞々しく豊かだ”(Rolling Stone)、“ユスフは50年前に探していたものを遂に見つけた”(NME)など、海外メディアは高く評価した。
そしてこの度、『父と子』、同じく1970年リリースの『白いバラ』(Mona Bone Jakon)の2作の50周年記念リマスター盤が12月4日にリリースされることが決定した。
『白いバラ』は、デラム・レコードからのポップ・アルバム2作の後、3年のブランクを経て1970年4月に英アイランド/米A&Mから発表、叙情派シンガー・ソングライター=キャット・スティーヴンスの新たなスタートを飾る滋味深きアコースティック作品だ。『父と子2』にも関わったポール・サミュエル=スミス(元ヤードバーズ)とのクリエイティブなパートナーシップが始まったのは、このアルバムだった。「白いバラ」の邦題で有名なタイトル曲(Lady D’Arbanville)にはピーター・ガブリエルがゲスト参加、収録曲の「トラブル」は多くのアーティストの心を掴み、ジョン・フルシアンテ、クリス・コーネル、エリオット・スミスらがライヴでカヴァーしている。
7か月後の1970年11月にリリースされた『父と子』は、代表曲「ワイルド・ワールド」、「父と子」を収録し、全米アルバム・チャートTOP 10入など世界ブレイクのきっかけとなった。
この2作で、ユスフ(キャット・スティーヴンス)は歌詞の面でも音楽の面でも本物のアーティストであることを示した。自分の内面を見つめ、その独特なソングライティングの才能を通して、誠実に世界に対して証明できるということを見せた。『白いバラ』と『父と子』は50年後の現在も多くのアーティストに影響を与え、自分自身の経験を外の世界に向かって表現することを学んでいるすべてのソングライターにとって通過儀礼のような作品である。
50周年記念盤のリマスターはポール・サミュエル=スミス監督のもと、ロンドンのアビイ・ロード・スタジオで行われた。ボックスセット、2CD、1CD 、1LP、デジタル配信の形態でリリースされる。2CDの2枚目にはデモ・ヴァージョンやライヴ音源が収録される。
■商品情報
キャット・スティーヴンス『白いバラ<50周年記念エディション>』
Cat Stevens / Mona Bone Jakon
UICY-15948/9 ¥3,600+税
CD2枚組 / 輸入国内盤仕様 / 完全生産限定 / 日本のみSHM-CD仕様
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キャット・スティーヴンス『父と子<50周年記念エディション>』
Cat Stevens / Tea for the Tillerman
UICY-15950/1 ¥3,600+税
CD2枚組 / 輸入国内盤仕様 / 完全生産限定 / 日本のみSHM-CD仕様
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