由紀さおりが45周年スペシャルコンサート。市川猿之助プロデュース。4月11日から東京・EXシアター六本木で。
ピンク・マルティーニとのコラボレーション作品「1969」(2011年10月発売)が世界で大ヒットし、今年でデビュー45周年を迎えた歌手・由紀さおり(65)が4月10日、東京・港区のEXシアター六本木で45周年スペシャルコンサートを行いました。
同公演は「由紀さおり~45周年スペシャルコンサート in ROPPONGI~」と銘打ち、歌手としての原点を見つめ、新しく生まれ変わる記念すべきショーで、4月11日から13日までの3日間(全4公演)、同会場で開催。
人気舞伎俳優・市川猿之助(38)がプロデュースを手がけ、J-POPのヒットメーカーで音楽プロデューサー・松尾潔が音楽監督を務めるという夢のコラボが実現。
博識家クリエーターとして知られる猿之助は歌謡曲に精通していて、昔から由紀のファンだったことから同公演をプロデュースすることになったもので、全23曲=ちあきなおみの「四つのお願い」、故・島倉千代子さんの「愛のさざなみ」、高田恭子の「みんな夢の中」、香西かおりの「無言坂」など=+アンコールを予定しており、そのほとんどの曲がカバー曲で、昭和の名曲の数々を由紀さおり流にアレンジして歌うという今回限りの選曲で構成されました。
「歌謡曲という言葉があまり使われなくなった昨今ですが、自分のバックボーンは歌謡曲というのが一番馴染んでおりますので、私の中の『This is 歌謡曲』みたいな歌を今回プロデュースしてくださった市川猿之助さんと一緒に選び、最終的なジャッジは松尾潔さんが音楽監督をしてくださいました」。
また、「今年は秋に全国ツアーがあり、それとは差別化したかったので、4月のスタートはチャレンジする舞台にしたくて、恐る恐る猿之助さんにプロデュースをお願いしたところ、本当にお忙しい中、快くお引き受けくださり、『歌舞伎の手法を取り入れて歌の世界を再現したい』とおっしゃってくださいました。猿之助さんは物事をお決めになるのがすごくスピーディーですし、適材適所の方をきちっと配置してくださり、ツボを外さない方だなと思いました。いまの私の女心が歌の中に出てくればいいなあって…。日本の女の人って、細やかで、せつなくて、可愛いんじゃないかなっていうところが皆さんに感じてもらえたらうれしいですね」と話していました。
<市川猿之助プリデュース×松尾潔音楽監督
由紀さおり 45周年スペシャルコンサート in ROPPONGI>
ACT-1
さくら変奏曲~オーヴァーチュア
宵待草
越冬つばめ
みだれ髪
みんな夢の中
湖畔の宿
恋歌
風の盆恋歌
無言坂
冬隣
縁切寺
哀歌(エレジー)
虹色の風
サクラ
ACT-2
OPENING
サン・トワ・マミー
マイ・ファニー・ヴァレンタイン
ジャーニー・ギター 訳詩 松尾潔
ワインレッドの心
メモリーグラス
四つのお願い
愛のさざなみ
雨…
泣かせて
黄昏のビギン
愛だとか
アンコール
ユー・アー・マイ・サンシャイン
手紙
夜明けのスキャット