BIOGRAPHY
吉野直子 Naoko Yoshino (ハープ)
ロンドン生まれ。6歳よりロサンゼルスでS.マクドナルド女史のもとでハープを学び始める。1981年第1回ローマ国際ハープ・コンクール第2位入賞。85年第9回イスラエル国際ハープ・コンクール優勝(参加者最年少)を果たし、国際的キャリアの第一歩を踏み出した。
ベルリン・フィル、イスラエル・フィルほか欧米の一流オーケストラおよび国内主要オーケストラや、指揮者ではメータ、小澤征爾、シノーポリなどと共演。サイトウ・キネン・フェスティバル、マールボロ音楽祭、モーストリー・モーツァルト・フェスティバルなど多数の音楽祭にも招かれ、
ソロ、室内楽および協奏曲を幅広く演奏している。96年5月ギドン・クレーメルとのデュオ・リサイタルが大きな反響を呼び、97年夏のザルツブルグ、ロッケンハウス、グシュタードの音楽祭でも共演。ハープの新作も数多く紹介し、世界初演にはアミ・マヤーニ《ソナタ第2番》、武満徹《そして、それが風であることを知った》などがある。
85年アリオン賞、87年松村賞、88年芸術祭賞、89年モービル音楽賞奨励賞、91年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性芸術賞を受賞。