<イベントレポート>松本零士氏のトークイベントが大盛況のうちに終了!
創立120周年を迎えた「ドイツ・グラモフォン」。設立日からちょうど120年目となる12月6日(木)に渋谷にあるトランクホテルで、クラシック音楽に造詣の深い漫画家の松本零士氏をゲストに迎えたトーク・イベントが開催された。
会場となったトランクホテルの4階にあるチャペルには、抽選に当選した熱狂的な松本零士ファンやクラシック音楽ファンなど約70名が駆けつけた。
トーク・イベントは18時30分に開演。冒頭には、松本零士氏も過去に執筆していて、今年で創刊50周年を迎えた小学館ビッグコミックのキャラクター「なまずくん」が急遽お祝いに駆けつけ、続いて登場した松本零士氏と笑顔で挨拶をかわした。
その後、松本零士氏はクラシック音楽との出逢いや想いなどを約30分に亘って語った。「自分がクラシック音楽を好きでたくさん聴いてきたお陰で、自分の漫画を映画にする時に役立った」。そして「作曲家は偉大だ!自分の作品のBGMを依頼した時に、何の曲の何楽章みたいに、と伝えるだけで見事にその心情を表してくれる」と語り、最後に「皆さまも、クラシック音楽を聴く時に、頭の中で風景を思い描くと、音楽というものをより楽しめます」とメッセージを送り、会場をあとにした。
松本零士氏のトークのあとには、現在「桐朋学園大学附属子供のための音楽教室」に通う小学5年生の伊藤素子さんのヴァイオリン演奏による、J.S.バッハ作曲「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番~第3曲Andante」と「第3番~第3曲Largo」が披露され、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。
さらにトランクホテル1階の「ラウンジ」では、今年ドイツ・グラモフォンの名録音を大胆にミックスしたアルバム『Millennials -We Will Classic You-』を発売し話題となったミレニアル世代のクラシカルDJ=Aoi Mizunoのパフォーマンスが並行して行われた。
(C)Ryota Mori