商品紹介
東京の夜のためいき。八代亜紀、初の本格ジャズ・アルバム。
小西康陽プロデュース。
多数のリクエストに応えて、30cmアナログLPでリリース。
スタンダード・ナンバーと流行歌。わたしがナイトクラブで歌い始めた頃を思い出して作りました。
― 八代亜紀
演歌の女王、八代亜紀とジャズとの出会いは、小学5年生のとき。父親が買ってきた米国のポピュラー・ジャズ歌手、ジュリー・ロンドンのレコードを聴き、そのハスキー・ヴォイスに魅せられたのがきっかけだった。それまで自身のハスキー・ヴォイスにコンプレックスを持っていたが、自分と同じジュリー・ロンドンの声質に勇気づけられ、歌手を志すようになった。
そして1960年代半ば、15歳で歌手を目指して熊本から単身上京し、銀座でクラブ・シンガーとして歌い始めた。ナイトクラブでは、当時の歌謡曲/ムード歌謡とともに、海外のジャズ・スタンダードを耳で覚えながら歌っていた。若いながらも魂のこもった歌唱に、男性客のみならず、ナイトクラブのホステスまでが涙したという。
1971年に演歌歌手としてデビューし、以降、“演歌の女王"に登りつめた八代亜紀だが、現在に至るまで、あの時のナイトクラブでの下積み経験が「歌手としての自身の原点」と断言する。
デビューから42年目を迎えた今年、ルーツであるクラブ・シンガー時代に思いを馳せ、ジャズ・スタンダードや歌謡曲等の「流行歌」をジャズ・アレンジでカヴァー。演歌の八代亜紀とは一味もふた味も異なるスタイルを披露します。
アルバムのプロデュース&アレンジは、元ピチカート・ファイヴの小西康陽。バックには本格派ジャズ・ミュージシャンを揃えつつ、過ぎし日のノスタルジックで夜のムードあふれるサウンドを表現。ジャズ・スタンダードも曲によっては日本語詞も交えて歌うなど、八代亜紀ならではのジャズをお届けします。
このアルバムは、「八代亜紀が原点に立ち返る作品であると同時に、八代亜紀の新しいチャレンジでもある作品」、そして、「演歌やジャズといったジャンルを超え、“シンガー=八代亜紀"の真髄に触れていただける作品」です。
*本作品は、八代亜紀の所属レコード会社である日本コロムビア株式会社のご厚意により、ユニバーサル ミュージック合同会社から発売いたします。
※総収録時間に伴う音質上の理由により、当初B面2曲目に収録予定でした「私は泣いています」を未収録とさせていただきます。
恐れ入りますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。