BIOGRAPHY

ヤード・アクト / Yard Act


ヤード・アクト 海外バイオ(翻訳)

ヤード・アクトは、一見相反するはずの存在が融合して存在するバンド。旧友である彼らは、社会的・政治的な灰色の影を探し求め、その物語に鋭く風刺的なユーモアをスポークン・ワードで吹き込んでいる。ジェームス・スミス(ボーカル)とライアン・ニードハム(ベース)率い、サム・シジップストーン(ギター)とジェイ・ラッセル(ドラム)を加えた4人組は、生まれ故郷の西ヨークシャー州リーズならではのサウンドを構築しながら、地元のパブにいる田舎者、デスクワークに行き詰まった反資本家、我々全員の中に存在する、安易な加担と闘志の間で揺れて疲れた活動家など、現代のイギリス生活のあらゆる場面を結びつけている。彼らのサウンドと理念は進歩的かもしれないが、彼らは後ろ指をさしているのではなく、目を開かせてくれている。

ヤードアクトはアイデアに力を入れている。スミスとニードハムは、比較的カジュアルなパブで知り合い、同居するようになり、一緒に暮らすことで高い作業効率を実現し、次々とデモを制作してきた。プログラミング、ループ、レイヤリングのシステムを確立し、2人の間の錬金術は、彼らの物語世界を構築するためのベースを作り出した。「ライアンはヴァイブス、僕はオーバーヘッド。」とスミスは話した。「今までで一番素晴らしいクリエイティブなパートナーシップなんだ。グルーヴを見つけると、あとは勝手に動いてくれるんだ」とスミスは笑った。

彼らがわずか3回の地元公演を終えたところで、世界的なパンデミックが起きた。しかしヤード・アクトは挫折せず、自身のレーベルZen F.C.を立ち上げ、2020年から2021年初頭にかけて、「ザ・トラッパーズ・ペルツ」、「フィクサー・アッパー」、「ピーナッツ」「ダーク・デイズ」の4曲をリリースし、BBC 6Musicでオンエアされ、パンデミックにも関わらずファンベースが増え続けている。

「バンドを始めた最初の理由のひとつは、ただライブで演奏するのが楽しかったからだ」とスミスは言った。「でもすぐに、自分たちは曲を書くのが好きなんだと気づいたんだ。ありきたりだけど、僕たちはいつもポップ・ミュージックに影響されてきたし、それを “僕たち”らしく表現する方法を探してきたんだ。スポークン・ワードに人々が反応すればするほど、僕たちは励まされるんだ。強い部分を探求し、極限まで押し上げることがとても重要だと思う。僕たちの極限は、ただ僕がたくさん話すことなんだ。」