最新ライヴ・アルバム『ウィズ・オーケストラ・ライヴ・アット・ウェンブリー』本日発売。2CD+Blu-ray (Audio)形態にはドルビーアトモス音源も収録。
2019年7月6日、ザ・フー40年ぶりのロンドン ウェンブリー・スタジアムでのヘッドライン公演のライヴ音源20曲を収録した『ウィズ・オーケストラ・ライヴ・アット・ウェンブリー』が本日発売された。
2CD+Blu-ray (Audio)形態で、2CDとBlu-ray Audioのそれぞれに20曲を収録。Blu-ray Audioにはドルビーアトモス、STEREO、5.1音源が収録。
同年の”Moving On!”ツアーで唯一のUK公演。50人のオーケストラと共に、『四重人格』『トミー』『フーズ・ネクスト』『フー・アー・ユー』などからの名曲の数々に加え、当時リリース前だった13年ぶりのスタジオ新作『WHO』(2019)収録曲も演奏した。
「ババ・オライリィ」の映像と「エミネンス・フロント」のリリック・ビデが公開されている。
Baba O’Riley (Live At Wembley, UK / 2019)
Eminence Front (Lyric Video)
バンド・メンバーは、ピート・タウンゼント(G/Vo)、ロジャー・ダルトリー(Vo)、サイモン・タウンゼント(G)、ローレン・ゴールド(Key)、ジョン・バトン(B)、ビリー・ニコルス(Backing Vocal)、ザック・スターキー(Ds)、ケイティ・ジェイコビー(Violin)、オードリー・スナイダー(Cello)。
プロデュースは、ロジャー・ダルトリー、キース・レヴェンソン、リチャード・ウィッタカーが務めた。
ザ・フーがオーケストラとの共演は長年抱いてきた野望だったというロジャー・ダルトリーは、「ザ・フーがオーケストラと組んだというだけで、ピートと私の音楽表現に妥協が生じるわけがない。クラクションよろしく管楽器や鐘を鳴らして全力疾走するザ・フーがそこにいる」と話す。
ピート・タウンゼントは、「ロジャーが今回のツアーに”Moving On!”(=前進あるのみ!)という名を授けた。私も大いに気に入っている。それこそ我々ふたりがやりたいことだ。新しい音楽を、フーの名曲を、すべて新たな胸躍る形で演奏しながら前進していく。リスクは伴うが、失うものは何もない」。
ピート・タウンゼントは3月24日に29年ぶりのソロ・シングル「Can’t Outrun The Truth」をリリースした。“チャーリー・ペッパー”のソングライター名義で活動するレイチェル・フラーと共作・共同プロデュースした曲で、英国出身の現代アーティスト、ダミアン・ハーストがアートワークを手掛けた。40年ぶりのソロ・ビデオも公開されている。
Pete Townshend - Can’t Outrun The Truth (Official Video)
美しく哀愁に満ちたラップ・スチール・ギターとバイオリン演奏で始まるこの曲は、コロナ禍の2021年9月に録音された。ピート・タウンゼントは自分自身やリスナーに対し、パンデミックがもたらした心の闇を乗り越えるために「未来に立ち向かわなければならない/大地にそそり立ちたい/埃に足をすくわれてはいけないのだ」と歌う。
UK時間3月20日から26日までロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催されたチャリティ・イベント“ティーンエイジ・キャンサー・トラスト”の会場限定で、ピート・タウンゼントの直筆サイン入り12インチ・シングルLP(200枚限定)が販売された。アナログ盤の全収益およびダウンロードの売上からの最低10%の収益が、“ティーンエイジ・キャンサー・トラスト”に寄付される予定だ。
■商品情報
『ウィズ・オーケストラ・ライヴ・アット・ウェンブリー』
2023年3月31日発売
2CD+Bluray: UICY-16123 / 6,600円(税込)/ 日本盤のみSHM-CD仕様
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