商品紹介
■今回も小曲を独自の感性で組み合わせ、ひとつの大きな作品として構成するヴィキングルらしいアルバム。約200年の時を隔てた、二人の革命児、天才的作曲家、型破りのアンファン・テリブルであった、ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)とクロード・ドビュッシー(1862-1918)の作品を組み合わせ、その対話を通じて作品の真価、その現代性と、類似性を炙り出しています。
■フランス・バロック後期に活躍したラモーは、バッハの次に素晴らしい作曲家、とヴィキングルは言います。ラモーは従来のルールを破り、常に未来を志向していました。一方、ドビュッシーは印象派を切り拓いて行った、やはり未来を志向した作曲家でしたが、その音楽はフレンチ・バロックに根差していました。両者とも曲に美しいタイトルをつけた鍵盤の詩人で、新しい音楽を探し求めた兄弟といえます。
■2019年12月の日本公演においても、本アルバムから抜粋を演奏し、その絶妙なプログラミング、斬新な解釈と完璧にコントロールされたタッチと音色で聴衆に深い感銘と驚きを与えました。
曲目
CD
ドビュッシー
1
《選ばれし乙女》から 前奏曲
Prélude
ラモー
2
鳥のさえずり
Le Rappel des oiseaux
3
リゴードン1, 2 &ドゥーブル
Rigaudons 1, 2 & Double
4
ロンドー形式のミュゼット
Musette en rondeau
5
タンブーラン
Tambourin
6
村娘
La Villageoise
7
ロンドー形式のジグ1&2
Gigues en rondeau 1 & 2
ドビュッシー
8
《版画》から 雨の庭
Jardins sous la pluie
9
《子供の領分》から 人形へのセレナード
Serenade for the Doll
10
《子供の領分》から 雪は踊っている
The Snow Is Dancing
ラモー
11
優しい嘆き
Les tendres plaintes
12
つむじ風
Les tourbillons
13
ミューズたちの語らい
L'entretien des Muses
ドビュッシー
14
《前奏曲集 第1巻》から 雪の上の足跡
Des pas sur la neige
ドビュッシー
19
《前奏曲集 第2巻》から 水の精
Ondine
ラモー
20
《第5コンセール》から キュピ
La Cupis
21
《第4コンセール》から 軽はずみなおしゃべり
L'indiscrète
22
《第4コンセール》から ラモー
La Rameau
23
めんどり
La Poule
24
エンハーモニック
L’Enharmonique
25
メヌエット1&2
Menuets 1 & 2
26
未開人たち
Les Sauvages
27
ジプシーの女
L’Égyptienne
ドビュッシー
28
《映像 第1集》から ラモーを讃えて
Hommage à Rameau