今から約8年前の’92年にリリースされたヴァネッサ･パラディのサード･アルバム「ビー･マイ･ベイビー」。レニー･クラヴィッツのプロデュースによ るこのアルバムの爆発的な大ヒットをきっかけに、彼女はまるでフランス人形のような愛らしい魅力を持つシンガーとしてのイメージを定着させました。しかし その後は女優業を中心に数々の映画に出演。その間人気俳優ジョニー･デップと結婚し、2児の母となり、すっかりオトナの女性に変身していたのです。

10月12日約8年ぶりにリリースされた「ブリス」(UICO-1001)は再びシンガーとして音楽シーンにカムバックしたヴァネッサ･パラディの通算4 作目のアルバム。本格的なアーティスト志向のサウンドを聴かせるこのアルバムからはライフスタイルだけでなく、ミュージシャンとしての成長も知ることがで きます。全13曲の収録曲（英語曲が2曲）のうち5曲をセルフ･プロデュース。ヴァネッサ自身が書いた曲も7曲収録されており、そのうち2曲は夫ジョニー との共作となっています。フランスの気鋭アーティスト”M”も共同プロデューサーとして名を連ねるこのアルバムは要注目です。