BIOGRAPHY
VALENTINE vs VALENSIA
ヴォーカルのフレディー・マーキュリーがこの世を去っても、クイーンが音楽シーンに残した大きな遺産とその影響力は一向に衰えることはない。そればかり か、2年周期で彼らのアルバムは再発され、世界のどこかのヒット・チャートでリヴァイバル・ヒットしてもてはやされているのだ。 世界中で彼らに影響を受 けたアーティストが活躍しているが、そんな中でもクイーンの遺伝子をとりわけ強く受け継ぎ、その高い音楽性とルックスで大きな注目を集めているのが、オラ ンダ出身の2人のアーティスト、ヴァレンタインとヴァレンシアだ。 90年代の半ばに揃ってデビューした彼らは、その音楽性の近似性からマスコミからはラ イヴァルと言われ、お互い強い意識を持っていたという。そんな2人が長い準備期間を経て結成したのが「V」だった。 デビュー作は、ファンのみならず、媒 体関係者にも大きな期待と同時に驚きを持って迎えられた。非常に自意識の高い2人のアーティストが協力しあってアルバムを作ることなどできるのか? 1+1=2という計算式はこの2人にはあてはまらず、それぞれの持つ良いところがでずに終わってしまうのではないか? 様々な憶測が飛び交ったが結果的に 1stアルバムは2人のそれまでの活動家の中では表現できなかった新しい道を見いだすことができたのである。 前作から2年以上のインターバルで登場する 待望のセカンド・アルバムでは、前作で見いだした新たな可能性がより具体的な形となって表現されている。新たなポップの可能性を示し、「V」は益々大きく なっていくのである!