BIOGRAPHY
ヴァレンティーナ・リシッツァ Valentina Lisitsa
YouTubeで火がついたピアニスト、ヴァレンティーナ・リシッツァ
日本ではヒラリー・ハーンの伴奏者として知られるヴァレンティーナ・リシッツァ。彼女が自らYouTubeにアップした映像は、すでに世界中で4300万ビューを記録し、日本でも380万ビューという数字を叩き出している。これはアメリカに次ぐ世界第2位の記録。そんな彼女がついに名門レーベルDECCAと契約。そのデビュー・アルバムは、なんとロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのライヴを収録したものだ。このコンサートは6月19日に行われ、DECCAがライヴ収録すると共に、U-Streamでの生中継も行った。
クラシックのアーティストが、ロイヤル・アルバート・ホールでの単独ライヴをU-Streamで生中継をするのはおそらく初の試みだ。
ヴァレンティーナ・リシッツァはウクライナ出身。3歳からピアノをはじめ、キエフ音楽院に進学後、本格的に音楽に取り組むようになり、1991年、2台ピアノのコンクールで最高峰と言われるマレイ・ドラノフ国際2台ピアノコンクールで優勝。当時の相手は、現在の夫アレクセイ・クズネツォフ。その後アメリカに移住し、現在は世界各地のコンサート・ホールで演奏活動を行っている。
(2012年6月20日 現在)