Biography
ロンドンを拠点に活動していたプロデューサー、ジェフ・ウィルキンソンによって92年に誕生。ブルーノートの音源を自由にサンプリングすることを公式に認められ、同年リリースした大ヒット曲「カンタループ(フリップ・ファンタジア)」は全米チャートでトップ10入りを果たし、それをきっかけに生まれたアルバム『ハンド・オン・ザ・トーチ』は世界的な大ヒットを記録。ブルーノートのアルバムとして米国で初のプラチナアルバムに輝いた。97年に2ndアルバム『ブロードウェイ&52nd』をリリース。実験的なトラックを前作以上に取り入れ、新境地を切り開いた。01年に3rdアルバム『アン・オーディナリー・デイ・イン・アン・アニュージュアル・プレイス』をリリース。ドラムンベース、ラテン、インド音楽など様々な音楽の要素を取り入れたUs3サウンドは大きな飛躍を見せた。03年に4thアルバム『クエスチョンズ』を発表、サンプリングを全く使わずに、ラテン音楽への愛着とネオソウルからの影響を色濃く受けたアルバムを作りあげた。05年に14カ国50公演のヨーロッパツアーを行う。06年にラッパーのアキル・ダサンとガストンを迎えたアルバム『スキゾフォニック』を発表した。そして、07年には再びアキル・ダサンとガストンを迎えたアルバム『セイ・ホワット!?』をリリース。
08年は活動を休止していたUs3だが、09年にセネとブルック・ヤングのふたりのラッパーを新たに迎えたニューアルバム『ストップ、シンク、ラン』で復活。11年、ラッパーのオーヴィアス・マキシマスとアカラをフィーチャーした8thアルバム『ライ、チート&スティール』をリリース。
そして13年、「カンタループ(フリップ・ファンタジア)」と『ハンド・オン・ザ・トーチ』のリリースから20周年という節目を迎える。「ヒップホップ・ジャズ」というジャンルを確立させた中心的存在。