アイドル戦国時代にバンド側から宣戦布告?アーバンギャルド、ニューシングル『病めるアイドル』ビジュアル公開!!
時代の闇を照らし出すトラウマテクノポップバンド・アーバンギャルドが「病めるアイドル」を名乗り、サウンド、ヴィジュアルのみならずプロモーションまでも「アイドル」をコンセプトに切り込む挑戦的なニューシングルをリリースする。
オフィシャルサイトでの「バンド辞める」というフラッシュが物議をかもした本作のメインビジュアルが本日公開された。
ア イドル業界の光と闇を歌った表題曲のほか、空と旅をテーマにしたアイドルグループ・ぱすぽ☆をフィーチャーした「萌えてろよ
feat.ぱすぽ☆」を収録するなど、アイドル戦国時代にバンド側から宣戦布告をするような不敵な内容となっている。ほか、ボーカルの浜崎容子が出演した
フランスのCATV「Japan in motion」からの好評を受けて全編仏語でセルフカヴァーした『スカート革命(French pop
ver.)』なども収録。
同日発売のバンド史上最大規模のワンマンライヴ「アーバンギャルドのSHIBUYA-AXは、病気。」を全曲収録した、アーバンギャルド初のライヴDVD『アーバンギャルドのSHIBUYA-AXは、病気。』もすでに話題のアーバンギャルドの次の展開に期待が持たれる。
■メンバーコメント(松永天馬)
アイドルの時代だ。我が国の音楽シーンは今や、完全にアイドルに侵食されている。
か
つて「地下アイドル」と呼ばれ、テレビよりもネット、キャンペーンよりもライヴハウスでの活動をメインとしてきた彼女たちは、幾多のバンドがそうしてきた
ように、アンダーグラウンドからオーヴァーグラウンドへと一気に駆け上がった。オケだからとか、ソングライトしていないとか「アーティスト」然としたバン
ド側が彼女たちをあげつらうことは幾らでも出来るだろう。
しかし正直なところ現在のシーンにおいて、バンドはおおよそ、アイドルにおされている。売上や知名度だけでない。恐らく楽曲のクオリティ、ライヴの熱量においても、だ。
彼女たちは既存のアイドルというカテゴリーをも拡張しつつある。そして、例えばバンドブームの時代に邦ロックが有していた熱狂になぞらえることで、バンド自体の在り方も揺るがすだろう。
アーバンギャルドはそもそも、バンドなのかすら分からない場所から出発した集団だ。
時にはバンドと見なされないことに対し、ジレンマだって感じてきた。
しかしようやくバンドとしての立ち位置を築き始めたいま、再びそのあり方を問うてみたいのだ。我々はバンドなのか。アイドルになりたいのか。どちらでもあり、どちらでもない、音楽そのものであり続けたいのか。
バンドをやめる気なんて、さらさらない。しかしいつだってバンドは「病める」。自己と作品のはざまで「病める」。
アイドルとは、偶像であり、邪神を意味する。
自ら偶像を作り上げ、叩き壊したい。
決してスポットライトに照らされることのない、闇の=病みのアイドルに、我々がなってみせよう。
<リリース情報>
DVD『アーバンギャルドのSHIBUYA-AXは、病気』
3月20日に行われた「SHIBUYA-AXは、病気。」を収録した初のライブDVD!
インディーズ時代の名曲『セーラー服を脱がないで』新録、『水玉病』リミックスをはじめ、新曲も収録したCDと一緒になった豪華2枚組み!
6月20日(水)発売 UPBH-9489 定価¥5,980 (税込)
SINGLE『病めるアイドル』
6月20日(水)発売 UPCH-5752 定価¥1,260 (税込)