U2、A.R.ラフマーンとの新曲をリリース

2019.11.22 TOPICS

来たる12月4日、5日に13年ぶりの来日公演を行うU2。この「ヨシュア・トゥリー・ツアー2019」の最終公演は12月15日、U2初となるインド公演(ムンバイ)である。
それに先駆け、U2とインドが世界に誇る作曲家 A.R.ラフマーンによる新曲、U2 & A.R.ラフマーン「アヒンサー(Ahimsa)」が本日リリースされた。
A.R. ラフマーンは、ダニー・ボイル監督映画「スラムドッグ$ミリオネア」などの音楽でアカデミー賞、グラミー賞、ゴールデン・グローブ賞他多くの受賞歴があり、インド映画音楽には欠かせない存在だ。

タイトルの「アヒンサー(Ahimsa)」は、サンスクリット語で”非暴力”を意味する。この曲は、インドの多様なる精神性を祝福するメッセージを誇る、まさにU2の思想とA.R.ラフマーンの熟達の結集によって生まれた1曲だ。

A.R.ラフマーンはこう語る。「アヒンサー(非暴力)の概念には勇気と強さが必要です。兵器や武力に屈することない揺るがぬ資質。この現代社会を修復し、癒すのに最も必要な人としての使命。ずっとそれを訴えてきたU2と今、このタイミングでコラボレートできることは、非暴力運動復活のためにも素晴らしい意味があるのです」

U2のギタリスト、ジ・エッジはこう語る。「この曲でA.R.ラフマーンと仕事ができたことを心より嬉しく思うよ。非凡な才能の持ち主のスーパースターでありながら、人としての寛容さを持ち合わせている。そんな彼の祖国に、あと数週間で行けるんだ。インドは長いこと “死ぬまでに絶対に訪れたい国”だった。アヒンサーの原則、つまり非暴力主義こそ、音楽を演奏するために初めて集まった時から、僕らというバンドを形成する重要な柱だったんだ。現代と古代が同時に混じり合うインドの文化を、自分たち自身でじかに体験するのを楽しみにしているよ」

ボノはこう語る。「不正との戦いは、これまでもずっと僕らにとって重要なことだった。僕らはある種、マーティン・ルーサー・キング牧師によって人間形成をされた部分があって、そのキング牧師はマハトマ・ガンジーの生徒だった。キング牧師はかつて “モラルの宇宙が描く弧は長いが、それは正義の方に向かっている”と述べた。でも今はそうではないのかもしれない…正義の方には向かっていない。でも本来、向かわねばならない。民主主義を守るには、僕らは積極的にみずからが関与し、僕らが何を感じているか、僕らにとって何が大事なのかを、人に表明しなければならない。その発想の源の、僕らはいわば生徒なんだ。つまりそれがアヒンサー、非暴力だ。インドが僕らにそれを教えてくれた。全世界にとって、最も素晴らしい贈り物…それは核エネルギーよりも、どんな軍隊よりも、海軍よりも、大英帝国よりもパワフルだ。アヒンサー自体がパワーなんだ。かつてないほど、今それが重要なんだ」

 

来日公演に合わせて、U2のオリジナル・アルバムとベスト・アルバムが期間限定価格で販売中(日本盤CDおよび配信アルバム)。
この機会に『ヨシュア・トゥリー』をはじめとする名作の数々に触れてみては。

 

<商品情報>
U2 & A.R. ラフマーン「アヒンサー」
U2 & A.R. Rahman “Ahimsa”


<来日公演情報>
2019年 12月 4日(水)、5日(木)
さいたまスーパーアリーナ
OPEN 18:00 / START 19:30
公演公式サイト:u2japan2019.com