BIOGRAPHY
THERAPY?
アンディ・ケアンズ(V&G)、
マイケル・マッキーガン(B)、
マーティン・マッキャロック(G)、
グラハム・ホプキンス(D)
北アイルランドはベルファスト出身。90年にアンディとマイケル、そしてファイフ・エウィングという3人でバンドを結成、セラピー?と名乗り、自らのインディー・レーベル、MFNを立ち上げシングルをリリースしていく内にその名前をアイルランドのみならずイギリスへと広めていく。91、92年と立て続けにミニ・アルバム『Babyteeth』、『Pleasuredeath』を発表、Kerrang!等専門誌で大きく取り上げられ、一躍スターダムへとのし上がる。92年にメジャーのA&Mと契約を交わし、メジャー・デビューとなる『NURSE』を同年発表、翌年セカンド・アルバム『TROUBLEGUM』で世界的にブレイクし(50万枚以上のセールスを記録)、新たなノイズ・パンク・バンドとしての地位を固めていく。その後コンスタントにアルバムを発表(95年『INFERNAL LOVE』、98年『SEMI-DETACHED』)していくが、その間新たなギタリスト/チェリストとなるマーティンが96年に正式加入、続けざまにオリジナルのドラマーであったファイフがバンドを脱退、新たなドラマーとしてグラハムを迎え入れるなど周辺が大きく動き出し、音楽性が広まっていく。アルバムを発表するたびに長いサーキットを続け、ライヴ・バンドとしての実力も認められるようになる(ここ日本にも過去2度来日している)。 その後、レコード会社の統合によりA&Mを離れることとなった彼らは、新たにスティングの元マネージャーであるマイルス・コープランドが立ち上げたレーベル、ARK 21へ移籍、99年に移籍第1弾となる『SUICIDE PACT - YOU FIRST』を発表、翌2000年にはバンド結成10周年を記念し、初のベスト・アルバム『SO MUCH FOR THE TEN YEAR PLAN』をリリースしている。アルバムを出す毎にファン、そして媒体から大きな支持を得てきた彼ら、そのノイズ史に賛同するアーティストも数多い。 そして今年、ベストをリリースすることによってある意味自らの歴史に一区切りをつけた彼らの新たな一歩であるアルバムがリリースされる。シアトルでリハからレコーディングを行ってきた今作で新たなノイズ史を築いていく。