BIOGRAPHY

ザ・マッデン・ブラザーズグッド・シャーロットのメンバー、ジョエルとベンジー・マデッンが新たなバンド、ザ・マッデン・ブラザーズを結成した。デビュー・アルバム『Greetings From California』は今秋キャピトル・レコードよりリリース。Eric Valentineがプロデュースする60年代を彷彿させるサウンドを持ったファースト・シングル「We Are Done」のビデオも公開された。グッド・シャーロットはアメリカで300万枚強の売り上げを達成した代表作『The Young and the Hopeless』をはじめ世界で1000万枚以上の売り上げを成し遂げポップ・パンク・シーンで一世を風靡した。「今回はバンド名に頼ったりジャンルに縛られたりしたくなかったんだ。ちゃんと曲を作って音楽的にクオリティを追及したんだ」とベンジーは語る。

アルバムは2つの“面”に分かれている。一つ目はアップビートなポップ・ロックに仕上がっており、バンドと長年プロデュース経験があるEric Valentineが手掛けている。Eric Valentineは『The Young and the Hopeless』や2004年の『The Chronicles of Life and Death』をプロデュースしており、Queens of the Stone Age, Taking Back Sunday, Third Eye Blindなどのプロデュース経験もある。収録曲である「We Are Done」に対しベンジーは「この曲はいじめにあったり、精神的に痛めつけられている人が勇気を持てるような曲なんだ」とコメントしている。

サイド2はフォーク、南部ロックと70年代のポップスが融合したサウンドになっている。グラミー受賞経験のあるJoe Chiccarelli(The White Stripes, The Strokes, The Shinsなど)のプロデュース。収録曲の「California Rain」はメアリーランド出身の兄弟が東から西へと音楽活動をしてきたときを思い出させる曲である。この曲は2012年にファレル・ウィリアムスと作った曲でもある。「マイアミに会いに行ったとき、ベンジーがアコースティック・ギターを持っていたんだ。その日に曲を作る事になってアコギ一本で曲が出来上がったんだ。18歳の頃家を出てカルフォルニアに出てきてギター一本で曲を作っていた時を思い出すよ。やっぱ音楽ってアコースティック・ギターで十分なんだよね」とジョエルは語った。