2019年に大絶賛された『ノー・ジオグラフィー』以来のデュオの新曲を本日発表
ケミカル・ブラザーズは、2019年の『ノー・ジオグラフィー』(「Q」には「目まぐるしく、適応性のある可塑性を持った彼らの最高傑作」、「Uncut」には「ヴィヴィッドでメロディック、気ままな独創性」と評されたレコード)以来となる新曲「The Darkness That You Fear」を発表した。
「The Darkness That You Fear」は、2つの異なるヴォーカル・サンプルと、サイケデリックなサウンドの渦を中心に構成されており、トンネルの先にある光に相当する音で、希望をもたらし、より明るく開放的な未来への指針となる。
ケミカル・ブラザーズのトム・ローランズは次のように語っている
「The Darkness That You Fear」は希望に満ちた音楽です。さまざまな声の組み合わせが音楽の流れに合っていることがわかったとき、私たちは楽観的な気分になり、それを共有したいと思ったのです」。
この曲の幻想的で美しいビデオは、ブリストルを拠点にトム・ヨーク、ラン・ザ・ジュエルズ、DJシャドウなどの作品を手がけてきたラフマーシーが制作した。
「The Darkness That You Fear」について、ラフマーシーは次のように語っている
「最初にこの曲を聴いたとき、テーマと全体的にポジティブな雰囲気にすぐに共感しました。政府が発表したロックダウンを緩和するための新しいルールと、太陽の光とが相まって、これから始まる夏に向けて前向きな気持ちになりました。また、強いノスタルジーを感じたので、90年代半ばにケミカル・ブラザーズを初めて知った時のビジュアル・インスピレーションを探しに行きました。このビデオは、90年代半ばから後半にかけてのレイヴのアーカイブ映像に、手描きのスーパー8フィルムのテクスチャーと手描きのアニメーションを組み合わせたものです。私は、色を使って混沌とした状態を作り出し、感情を呼び起こすことが好きで、このプロジェクトはそれを実現するのに最適なものでした。」
「The Darkness That You Fear」のジャケットには、英国の抽象芸術家として尊敬されている故テリー・フロスト卿のアートワークを使用している。この「The Darkness That You Fear」の限定12インチは、レコード・ストア・デイ2021の一環として、6月12日に発売される。
「The Darkness That You Fear」は、ロンドンのO2アリーナでのソールド・アウト公演で最高潮に達した2019年秋の大規模ツアーに合わせてリリースされた、『ノー・ジオグラフィー』収録の「イヴ・オブ・デストラクション」以来のケミカル・ブラザーズの作品である。ケミカル・ブラザーズは(長年のビジュアル・コラボレーターであるアダム・スミスとマーカス・ライアルとともに)、ロンドンのデザイン・ミュージアムがこれまでに開催した展覧会の中で最も人気のあった「エレクトロニック - クラフトワークからケミカル・ブラザーズまで」のクロージング・インスタレーションも制作している。
ケミカル・ブラザーズは、チェシャー州デアズベリーで開催される今年のクリームフィールズ・フェスティヴァル(8月26日~29日、チケットはすでに完売)の金曜夜のヘッドライナー、およびグラスゴーで開催されるTRNSMTの日曜夜のヘッドライナーに決定した。
「The Darkness That You Fear」