BIOGRAPHY

The -bird -and -the -bee

ヴォーカリストのイナラ・ジョージとサウンド・プロデューサーのグレッグ・カースティンからなるL.Aの2人組ユニット『ザ・バード&ザ・ビー』。 マルチな楽器奏者であるグレッグはヒゲを剃り始める年頃にはジャズ・ピアノの神童と呼ばれており、ミンガスのピアニストとして有名なジャズ界の巨人で革新派のジャッキー・バイアードのもとで学ぶため、ニューヨークに移り住んだ。その後ロサンゼルスへと戻った彼はロス地区で最も尊敬されるミュージシャンの一人となり、ベックやロバート・ムーグなどに手を貸すと同時に、フレミング・リップス、ピーチズ、リリー・アレン等々と一緒に曲を作り、プロデュースも行ってきた。 一方のイナラは、多様な音楽性を併せ持って70年代に活躍したサザン・ロック・バンド、リトル・フィートのフロントマンだったローウェル・ジョージの娘として、ロサンゼルスの音楽一家で育った。ロス地区のいくつかのバンドに参加して何年か過ごした後、彼女はソロ・キャリアに移行して2005 年に『All Rise』を発表して高い評価を受ける。その制作中、グレッグとイナラは初めて出会ったのである。 その後チームとして曲作りをはじめ、ヴォーカル・パートではイナラが責任を持ち、グレッグはほぼすべてのインストゥルメンタル・パートを監督する。彼らはクラシックなポップのしきたりに独自の解釈を持ち込み、全く新しい自分達の世界観を創り上げた。 すでにアメリカではLAタイムスの『07年期待の新人』に選ばれるなど、各誌やラジオ等で取り上げられている。また、先行シングルのリミックスがビルボードのクラブ・プレイ・チャートで1位に輝き、今後の動向がますます注目される。