『リボルバー』をジャイルズ・マーティンが解説する字幕付き動画が公開
2022年10月28日に発売されたザ・ビートルズ『リボルバー』スペシャル・エディションについて、ジャイルズ・マーティンが解説する動画(日本語字幕付き)が公開となった。
ジャイルズは、当時『リボルバー』の音楽プロデューサーであったジョージ・マーティンの息子であり、昨今のザ・ビートルズの作品のプロデューサーを務めている人物。
合計で6本の動画が一挙に公開されており、その中でジャイルズは元々4トラックで録音されていた『リボルバー』の新ミックスを作成するために導入した新技術“デミックス”を説明。この技術は、一つの音源から、ギターだけ、ボーカルだけ、バスドラムだけといった個々の音源を抜き出すことができるものであり、元々4つのトラックに収録されていた楽器の音をバラバラで抽出することができ、今回の『リボルバー』スペシャル・エディションが驚くほどクリアになったことが動画にて説明される。
また、「Eleanor Rigby」の弦楽器のアレンジについてポール・マッカートニーとジョージ・マーティンがアルフレッド・ヒッチコック監督による名作映画『サイコ』の音楽から影響を受けたこと、またスタジオにて4人がどのように録音していたかなどのエピソードも披露している。
ジャイルズ・マーティン、ザ・ビートルズ『Revolver』のクリアな音質を実現したデミックスについて語る
ジャイルズ・マーティン、ジョージ・マーティンとポールによる「Eleanor Rigby」制作秘話を語る
ジャイルズ・マーティン、ザ・ビートルズ「Taxman」の各サウンドがどのように組み合わされたかを語る
ジャイルズ・マーティン「Here, There And Everywhere」でのデミックス技術について語る
ジャイルズ・マーティン、ザ・ビートルズ「Rain」のサウンドがスタジオでどのように創り上げたかを語る
ジャイルズ・マーティン、ザ・ビートルズ『Revolver』でメンバーの個性をどう聴くかについて語る