11作品の180gLPとハードカバー本を同梱した14枚組の限定ボックス『MONO LP BOX』と11作品の単体LPが9月10日 日本発売決定!
ロンドン—2014年6月16日—
モノラルのビートルズ。
モノが主流のオーディオ・フォーマットだった1960年代、大半のリスナーはこの形態ではじめてグループのサウンドを耳にした。1968年まで、ビートルズのアルバムはどれも、モノとステレオで別個のミックスが施されていたが、グループはつねにモノを優先して考えていた。9月10日(海外では9月8日)、ビートルズがイギリスでリリースしたアルバム9作と、アメリカ編集の《マジカル・ミステリー・ツアー》、そしてアルバム未収録曲を集めた《モノ・マスターズ》が、オリジナルのアートワークを忠実に再現したモノの180 gLPでリリースされる。アナログのマスター・テープから新たにマスタリングされたアルバムは、単独で、あるいは108ページのハードカバー本を同梱した14枚組の豪華限定ボックスのかたちで購入が可能だ。
オーディオ・ファンを念頭に置いて、グラミーを受賞したエンジニアのシーン・マギー、そして同じくグラミーを受賞したマスタリング監修者のスティーヴ・バーコヴィッツは、アビイ・ロード・スタジオで、4分の1インチのマスター・テープから、ビートルズの高名なモノ・アルバムにアナログ盤用の新たなマスタリングを施した。2009年にリリースされたCD版の《ザ・ビートルズ・モノ・ボックス》がデジタル・リマスターからつくられていたのに対し、この新たなアナログ盤プロジェクトでは、マギーとバーコヴィッツはデジタル・テクノロジーをいっさい用いずにレコードをカッティングしている。代わりに彼らはオリジナルのアルバムと、当時のカッティング・エンジニアたちによるトランスファーの詳細な注記を参考にしながら、1960年代に使われていたのとまったく同じ手順を用いた。
大半のビートルズのアルバムが最初にカッティングされたのと同じアビイ・ロードの部屋で作業を進めながら、このふたりはまず、数週間を集中的な試聴に費やし、マスター・テープを1960年代に製造されたモノ・レコードのファースト・プレスと隅々まで比較した。貴重なテープの再生には徹底的にテストされたスチューダーA80を用い、新たなアナログ盤は1980年代のVMS80レース(旋盤)でカッティングされた。
ドイツのオプティマル・メディアで全世界に向けて製造されたビートルズの各アルバムは、サウンドとパッケージの両面で、いずれもオリジナルの輝きを再現している。ボックス・セットにのみ同梱される12インチ×12インチのハードカバー本には、賞に輝いたラジオ・プロデューサーで、数々の著作もあるケヴィン・ハウレットが、書き下ろしのエッセイとマスタリング・プロセスの詳細な経緯を寄稿。本にはスタジオのビートルズを撮影した珍しい写真や、興味深いアーカイヴ資料、そしてもともとは1960年代の刊行物に掲載されていた記事や広告などの図版も豊富に収められている。
商品内容
MONO LP BOX
発売日:日本発売 2014年9月10日(水) 英国発売 2014年9月8日(月)
形態:11作品14枚組 BOX SET 完全初回生産限定
輸入国内盤(ブックレット翻訳、解説、歌詞・対訳付)
税込価格 59,800円(税抜価格 55,370円) UIJY-75007/20 <11作品の分売は輸入盤のみ>
*2014年6月17日の時点で、59,800円(税抜)としておりましたが、税込価格59,800円に変更となりました(6月23日記)
*単体で、あるいは108ページのハードカヴァー本を同梱した限定版の14枚ボックスとして発売。
《プリーズ・プリーズ・ミー》《ウィズ・ザ・ビートルズ》《ハード・デイズ・ナイト》 《ビートルズ・フォー・セール》《ヘルプ!》《ラバー・ソウル》《リボルバー》《サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド》《マジカル・ミステリー・ツアー》《ザ・ビートルズ》(2枚組)《モノ・マスターズ》(3枚組)