ドキュメンタリー映画『The Beatles: Get Back』2020年9月4日全米公開!
ピーター・ジャクソン監督のドキュメンタリー映画
『The Beatles: Get Back』
2020年9月4日に全米で公開へ:ウォルト・ディズニー・スタジオが発表
<プレスリリース翻訳>
この新作映画では、伝説的なバンドのアルバム『レット・イット・ビー』の長時間に亘るレコーディング・セッションの模様を収めた未発表映像を、象徴的な屋上コンサートの全貌と共に それらを完全にレストアした状態でフィーチャーしている。
カリフォルニア州バーバンク(2020年3月11日) -ウォルト・ディズニー・スタジオは、以前から発表されていた、著名な映画監督ピーター・ジャクソンのビートルズのドキュメンタリー映画の世界的な配給権を取得したことを発表した。この作品は、伝説のバンドのスタジオ・アルバム『レット・イット・ビー』の制作過程と、グループとしての最後のライヴ・コンサートとなったロンドンのセヴィル・ローでの象徴的な屋上パフォーマンスを通して、彼らの真心、仲間意識、そしてユーモアが感じられる映画となっている。『The Beatles: Get Back』は、2020年9月4日にウォルト・ディズニー・スタジオによってアメリカとカナダで公開予定で、その他の詳細、および、世界各国での封切り予定日などは追って発表予定。この情報は本日、ウォルト・ディズニー・カンパニーの取締役会長であるロバート・A・アイガーによって発表された。
「ビートルズほどの規模で世界にインパクトを与えたバンドはかつてなく、『The Beatles: Get Back』は、音楽史において非常に重要な出来事となった瞬間に、これらの天才クリエイターたちの制作風景を最前列の席で目の当たりにできる機会となります。そしてその見事に復元された映像は、まるでそれらが昨日撮影されたばかりのもののようです」アイガーは、発表の場でそう語った。「私自身もビートルズの大ファンなので、9月にピーター・ジャクソン監督の素晴らしいドキュメンタリーを世界中の観客の皆様と共有できることは大きな喜びです」
アップル・コア・リミテッドとウィングナット・フィルムズ・プロダクションズ・リミテッドとの協力によってウォルト・ディズニー・スタジオが配給する映画『The Beatles: Get Back』は、史上最高の影響力を持つバンドであるザ・ビートルズ と、3度のオスカーの受賞歴のある映画監督ピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザ・リング』の3部作)とのエキサイティングな新しいコラボレーションである。 1969年にマイケル・リンゼイ=ホッグが撮影した映像からの55時間以上の未公開映像と、『レット・イット・ビー』アルバムのセッションからの140時間に及ぶほぼ未発表のオーディオ・レコーディングを元にした『The Beatles: Get Back』は、ジャクソンが監督を務め、ジャクソン、クレア・オルセン(『彼らは生きていた』)とジョナサン・クライドがプロデューサーを、そして、ケン・カミンズとアップル・コアのジェフ・ジョーンズがエグゼクティヴ・プロデューサーを務めている。
映像はニュージーランドのウェリントンのパーク・ロード・ポスト・プロダクションによって見事に復元され、2018年の『彼らは生きていた』でジャクソンとタッグを組んだジャベス・オルセンによって編集が行なわれている。『彼らは生きていた』は、第一次世界大戦のアーカイヴ映像を復元し、着色した画期的な映画だった。映画で使用する音楽は、ロンドンのアビイ・ロード・スタジオでジャイルズ・マーティンとサム・オケルによってミキシングされる予定だ。この驚異の修復技術により、観客はこの『The Beatles: Get Back』でカラフルで楽しく、没入感のある体験を楽しむことができるだろう。
ピーター・ジャクソン監督のコメント:「このプロジェクトは、嬉しい発見の連続でした。史上最も偉大なバンドが、仕事をしたり、ふざけたり、傑作を作り出す現場を、こっそりと覗き見する特権を与えられたのですから。ディズニーが配給会社として名乗りを上げてくれたことに興奮しています。私たちの映画を最も多くの人々に見てもらうために、これほどふさわしい会社は他にありません」
ポール・マッカートニーのコメント:「ピーターが、ビートルズが共にレコーディングをしていたときの真の姿を描き出す映画を作るために、僕たちのアーカイヴを掘り下げてくれたことを本当に嬉しく思っています。僕たちの間にあった愛と友情が胸に蘇ってきて、当時、僕たちがどれほどクレイジーで素晴らしい時間を過ごしていたのかを思い出させてくれました」
リンゴ・スターのコメント:「この映画をとても楽しみにしています。ピーターは最高ですし、映像を見て、最高にクールだと思いました。実際の僕たちは何時間も笑ったり、音楽を演奏したりして過ごしていました。以前に出たヴァージョンのような状態ではありません。楽しいことも数多くありましたし、ピーターは、きっとそれを見せてくれると思います。きっとこのヴァージョンは、僕たち自身が体現していた愛と平和がより強調された映画になると思っています」
また、この『The Beatles: Get Back』は、ヨーコ・オノ・レノンとオリビア・ハリスンの熱烈な支持の元に製作されている。
オリジナルの映画『レット・イット・ビー』はマイケル・リンゼイ=ホッグが監督し、それに付随するアルバム『レット・イット・ビー』は1969年1月に撮影・録音されたが、ビートルズが正式に解散してから3週間後の1970年5月までリリースされなかった。観客や批評家による当時の映画に対する反応は、解散の発表と連動したものだった。映画『レット・イット・ビー』の撮影から公開までの15か月間に、ビートルズは最後のスタジオ・アルバム『アビイ・ロード』を録音して、1969年9月にリリースした。
16mmで撮影され、35mmに引き伸ばされたされた80分間の映画『レット・イット・ビー』は、編集された屋上コンサートを含む、3週間分の撮影映像を中心に構成されていた。そしてグラミー賞受賞した『レット・イット・ビー』アルバムは、アメリカとイギリスでチャートのトップに輝いた。
新しいドキュメンタリーは、『レット・イット・ビー』の親密なレコーディング・セッションの様子や、セヴィル・ロウにあるアップルのロンドン事務所の屋上での42分間のパフォーマンスの全貌に焦点を当てたものとなる。ザ・ビートルズのキャリアの初期のころのツアー映像などは材料に不足はなかったものの、この『The Beatles: Get Back』は、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターが、スタジオでカメラに向かって笑ったり、ふざけたりして楽しみながら、今では名曲となった曲をゼロから作る創作活動の様子を捉えた映像をフィーチャーしたものとなる。
1969年1月30日に撮影されたザ・ビートルズのサプライズでの屋上コンサートは、バンドが2年以上のブランクの後に行なったライヴであり、バンドとしての最後のライヴ演奏となった。映像では、バンド・メンバー間のやり取りや、近くの会社の従業員やファンの反応、騒音の苦情に対応して、コンサートを止めさせようと試みる2人の若いロンドンの警官のコミカルな行動を捉えている。
オリジナルの映画『レット・イット・ビー』の完全復元版は、後日公開予定。
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