BIOGRAPHY

TESTAMENT / テスタメント


Testament _bio今回のレコーディング・メンバー:チャック・ビリー(v)、エリック・ピーターソン(g)、アレックス・スコルニック(g)スティーヴ・ディジョルジオ(b)、ジョニー・テンペスタ(d)、スティーヴ・ソーザ(guest v.)言わずと知れたベイ・エリア・スラッシュ・メタルの帝王。テスタメント。83年、前身バンドLEGACYからヴォーカルのスティーヴ・ソーザ(当時はゼトロ・ソーザ)が脱退し、チャック・ビリーが加入した段階でバンド名をテスタメントへと変え、97年『THE LEGACY』でデビュー。スラッシュ・メタルの波にのり一気にその知名度を広め、ヨーロッパで行われるフェスに数多く出演する。その一つであるダイナモ・フェスの模様を収録したライヴEPをリリースした後、翌年88年には『THE NEW ORDER』を発表、その人気を確実なものにしていく。その後もコンスタントにアルバムを発表し、ツアーを行っていたのだが、5枚目のアルバム『THE RITUAL』発表後ギターのアレックス・スコルニック、ドラムのルイ・クレメンテが脱退、すぐに後任を見つけツアーに出るのだが、これから度重なるメンバー・チェンジを強いられることになる。テスタメントの中心となるチャック・ビリーとエリック・ピーターソンは不動なのだが、G、D、Bは幾度となくメンバーチェンジを繰り返すのだが、レコーディング、ツアーとその都度最高かつ最強のメンバーを集め、テスタメントとしての活動を続けていく。テスタメント・ファミリーともいえるそのメンバーは、ポール・ボスタフ、ジョン・テンペスタら最高級のドラマーに加え、ジェイムス・マーフィー、グレン・アルヴェラス、スティーヴ・スマイズなど「名手」と呼ばれるアーティスト達ばかり。6枚目のアルバム『LOW』(’94)発表後バンドはアトランティックとの契約を終え、自らのレーベル「Burnt Offerings Inc.」を立ち上げ、その第一弾としてライヴ・アルバム『LIVE AT THE FILLMORE』を95年に発表、その後もコンスタントにアルバムを発表しつづけ、99年に8作目となる『THE GATHERING』を発表。日本での公演も行ったのだが、2000年に入り中心メンバーであるチャックがガンであることが発覚、その後活動をしばらく休止し、チャックの回復を待つことになるのだが、その驚異的な肉体によりガンを克服し、いよいよその活動を再開する。