BIOGRAPHY
TERRAKOYA are
ACIDMAN / the telephones / 西川 進
フジファブリック / ホリエアツシ(fromストレイテナー)/ RADWIMPS /吉井和哉
今年の春頃の話です。
EMI Music Japanのスタジオ「TERRA」が、6月30日をもって閉鎖する事が決まりました。RADWIMPSの野田洋次郎がそれを知り、TERRAでレコーディングして来たアーティスト達に、メールで呼びかけたことが始まりでした。
「テラがなくなる話は聞いてますか?すごく残念なのです。うちらはデビューからずっとテラでレコーディングしてて、テラで育ってきました。そこで思いつきなんですが、何か最後に残せないかなと思っているのです。(メール抜粋)」
TERRAに贈る曲を作ろう。
吉井和哉が早速快諾。野田と二人で曲作りがスタート。
RADWIMPSの隣のスタジオに、ACIDMANが入っていた時も。オオキノブオがロビーにいる野田に、「面白いね、やろうよ。」と声をかけたり、TERRAで多くの名演を残してきたギタリスト、西川進の参加も決定。あっと言う間に賛同メンバーが集結する。
[6月13日]
ACIDMAN、RADWIMPS がスタジオに入り、ベーシックトラックを録音。
[6月15日]
フジファブリック、吉井和哉、RADWIMPSが、ベーシックトラックにダビング。
[6月16日]
the telephones、吉井和哉、RADWIMPSでダビング。
(吉井はメンバーにせき立てられ、ギターソロを披露!)
[6月22日]
参加アーティストほぼ全員が集合。大勢でボーカルレコーディング。
[6月29日]
ミックス終了
(レコーディングは、先輩後輩が入り乱れて必要以上に楽しく進みました。プロの軽音楽部合宿みたいな。どうせ壊すならと、スタジオの壁に落書きまで。詳しくはビデオを!)
[6月30日]
studio TERRA営業最終日。28人のスタジオスタッフ全員が集まっていた。
そこには彼らにナイショで、制作されたフォトブックが28冊。野田洋次郎が、スタジオや「EMI」のレコーディング風景を撮影したものです。28枚の「EMI」CDと共に、ひとりひとりに贈られました。
スタッフ達の希望で、「EMI」が爆音でスタジオに鳴り響きました。
長い間多くの音楽を産んできた「studio TERRA」で、最後にスピーカーを揺るがせた曲となったのです。