寺井尚子“セ・ラ・ヴィ”ツアー2013東京公演~情熱的な演奏で満員の聴衆を魅了!
日本を代表するジャズ・ヴァイオリニスト、寺井尚子の東京公演が5月18日(土)日本橋三井ホールで行われ、会場に詰めかけた満員のファンを前に情熱的な演奏を披露しました。
今年2013年に、プロ・デビュー25周年、CDデビュー15周年という節目の年を迎えた寺井尚子。そんな中行われたこの日の公演は、今年1月に発売されたニューアルバム『セ・ラ・ヴィ』を引っ提げて現在行っている全国ツアー”セ・ラ・ヴィ”ツアーの東京公演。
北島直樹(p)、店網邦雄(b)、中沢剛(ds)という、アルバムと同じメンバーと共にステージに登場した寺井尚子。コンサートのオープニングを飾ったのはジョルジュ・ビゼーの「真珠採り」。アルバム『セ・ラ・ヴィ』でも1曲目に収録されている、スケールが大きく、静かな情熱を感じさせる名曲です。
その後もリシャール・ガリアーノの「フー・リア」、北島直樹のオリジナル曲「センチメンタル・ストリート」、更には寺井が30年前に出会ってジャズの道に進むきっかけとなった、ビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」など、『セ・ラ・ヴィ』からの楽曲を中心に披露。
圧巻はガトー・バルビエリの「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の組曲で、華麗なステップを踏みながらメロディアスかつドラマティックに奏でられる寺井のヴァイオリンの音色が会場内に響き渡りました。
ほかにも「スペイン」や「リベルタンゴ」など、寺井のコンサートではお馴染みナンバーも演奏。来場の聴衆から大きな喝采を浴びていました。
今回の寺井尚子”セ・ラ・ヴィ”ツアー2013は、次の5月25日仙台市民会館小ホールでの公演をもってツアーの千秋楽を迎えます。