BIOGRAPHY

タルモ・ペルトコスキ/Tarmo Peltokoski

2000年、フィンランド生まれ。14歳でヨルマ・パヌラ名誉教授に、シベリウス・アカデミー在学中はサカリ・オラモに師事。また、ハンヌ・リントゥ、ユッカ=ペッカ・サラステ、エサ=ペッカ・サロネンの指導も受けている。ピアニストとしても多くのコンクールで受賞しており、ソリストとしてフィンランドの主要オーケストラと共演している。

2022年1月、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者として抜擢され、本格的に指揮者デビューを果たす。同年5月にラトヴィア国立交響楽団の音楽・芸術監督、9月にロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者、12月にはトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督への就任が発表され、指揮者デビューからわずか2年で今日のトップ指揮者の仲間入りを果たしている。

これまでに、hr交響楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団等名門オーケストラや、ラインガウ音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、ボン・ベートーヴェン音楽祭、ブレーメン音楽祭など世界的音楽祭にも招かれている。2021年、2022年のエウラヨキ・ベルカント音楽祭では2年に亘って初のリング・チクルス(「ワーグナー:歌劇《ニーベルングの指環》」の全曲演奏)を完成させた。

共演者には、ユジャ・ワン、アスミク・グリゴリアン、マティアス・ゲルネ、ヤン・リシエツキ、ユリア・フィッシャー、ゴルダ・シュルツ、マーティン・フロスト、ジャニーヌ・ヤンセン、レオニダス・カヴァコス、チェン・ライス、ソル・ガベッタなどのソリストが名を連ねている。

2022年にラインガウ音楽祭でロト・スポンサー賞を、2023年にドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団との録音でオーパス・クラシック賞を受賞している。