BIOGRAPHY

スパークス / SPARKS


カリフォルニア出身、兄・ロンと弟・ラッセルのメイル兄弟からなる、カルト的人気を誇るポップ・デュオ。

1960年代後半、UCLAの学生だった彼らは一緒に音楽を作り始め、Halfnelsonという名前でバンドを結成。1972年にスパークスに改名し、1974年にアルバム『Kimono My House』を発表、その独創的な音楽に世界は衝撃を受けた。ソングライターでキーボード奏者のロンが創り出す複雑なアレンジと、ラッセルのアクロバティックなボーカルの唯一無二の組み合わせは、その後もポップ・ミュージックに多大な影響を与え続けている。

近年発表した2作のアルバム『Hippopotamus』(2017)と『A Steady Drip, Drip, Drip』(2020)はともに全英7位を記録して世界的に高い評価を受け、2021年に公開されたドキュメンタリー映画『The Sparks Brothers』は、それまで到達できなかった部分にもスパークスへの認知をもたらすことになった。

音楽制作を始めて半世紀を超えた今、スパークスはかつてないほど重要な存在になっている。