BIOGRAPHY
1931年7月21日ペンシルベニア州ハーミニー生まれ、63年1月13日に夭逝した。ブルーノートの看板アーティストのひとりとして活躍したハードバップの名ピアニスト。子供の頃からラジオでブギウギ・ピアノを演奏するなど早熟ぶりを発揮。50年代の初めに母親が死去して、同じくピアニストだった兄と一緒にロサンゼルスへ移住。西海岸のジャズ・シーンで頭角をあらわした後、57年にニューヨークへ進出。すぐにブルーノートと契約を交わし、ブルーノートのハウス・ピアニストとしてハードバップ全盛時代の多数のレコーディングに参加した。代表アルバムは『クール・ストラッティン』『ソニー・クラーク・トリオ』他。クラークは本国アメリカよりも日本で人気が高く、中でも『クール・ストラッティン』は不滅の名盤として人気を博している。ファンキーなブルース・フィーリングとマイナー調のメロディーが魅力で、日本のジャズ・ファンの好みにもぴったりだった。