Biography
イタリアのオーディション番組「The Voice of Italy」で一人の修道女が優勝してユニバーサルミュージックと契約。アルバムをリリースすることになりました。彼女の名前はシスター・クリスティーナ。イタリアのシチリア州ヴィットーリア生まれ、現在26歳でイタリアの修道院で生活する現役の修道女です。
小さい頃から歌うことが好きだった彼女は、2008年に所属する修道院が音楽ホールを作ることになり、再び本格的に歌い始めました。フランシスコ法王の「外に出て神の御言葉を広めなさい」という言葉や、修道院長からの勧めもあり『The Voice』に出演することになりました。
オーディションの初戦は目隠し審査で歌を気にいった人が振り返るというもの。そこで彼女はアリシア・キーズの「No One」を歌ったのですが、振り返った審査員全員がまさか修道女が歌っていると思わずに全員驚いた映像が世界中で紹介され、数日で350万回再生、2015年1月22日現在までで6,860万回再生されています。オーディション番組関連でシスター・クリスティーナのYouTubeの合計再生回数は1億回再生を超えています。
彼女の歌声には映画『天使にラブ・ソングを…』でまさに歌う修道女を演じたウーピー・ゴールドバーグが「『天使にラブ・ソングを…』を体験してみたい人はこちら!」とクリスティーナのニュース・リンクとともにツイート。アリシア・キーズも「このピュアなエネルギーは本当に美しい!歌って、シスター・クリスティーナ!」とYouTubeのリンクをつけてツイート。またクリスティーナがマドンナの名曲「Like a Virgin」をカバーして、オリジナルのPVと同じベネチアでPVを撮影したことに対して、マドンナ自身が彼女とクリスティーナを合成した写真をネットに投稿して話題となりました。
今回ユニバーサル ミュージックからリリースされるデビュー・アルバム『Sister Cristina』はカバーを中心にしつつオリジナル楽曲も収録。ヨーロッパで先行して11月10日に発売され、リリース直後にフランスとイタリアでゴールドディスクを獲得しています。