伝説的な4公演の音源が初めて一つのパッケージで2016年8月19日発売!
今週40周年を迎えるレッサー・フリー・トレイド・ホールに於けるショーを含む、セックス・ピストルズの伝説的な4公演の音源が初めて一つのパッケージで2016年8月19日発売!!(日本盤も同時発売予定)
8月19日、UMC(ユニバーサル・ミュージック・カタログ)は『セックス・ピストルズ/ライヴ’ ’76(SEX PISTOLS – LIVE ’76)』というタイトルの、CD(4枚組)とLP(4枚組)をリリースする。このコレクションには画期的な4公演の模様が記録されている。これらのショーの完全版が陽の目を見るのは初めてである。また、これはセックス・ピストルズ公認の作品であり、すべての音源は今回のリリースに当たってアビー・ロード・スタジオでリマスターされている。
ディスク 1には1976年6月4日:マンチェスター/レッサー・フリー・トレイド・ホールにおけるコンサートが収録。このコンサートは今や伝説になっているもので、ロックの歴史上最も重要なコンサートの1つに数えられるもの。バズコックスのピート・シェリーとハワード・ディヴォードが主催したもので、会場にはジョイ・ディヴジョン/ニュー・オーダーのメンバー、モリッシー、マーク・E・スミス(ザ・フォール)、トニー・ウィルソンらの姿があった。
ディスク 2には1976年8月29日:イズリントン/スクリーン・オン・ザ・グリーンでのコンサートの模様を収録。これは”ミッドナイト・スペシャル”と題されたショーで、スクリーン・オン・ザ・グリーン(主にカルト映画を上映していたことで知られるホール)で行われた。このときサポート・アクトを務めたのはザ・クラッシュとバズコックス。また、伝説によれば、バンドを観にやって来たジャーナリストやレコード会社の関係者らは、この日、会場から締め出されたという。
ディスク 3には1976年9月17日:チェルムスフォード/HMプリズンでのコンサートを収録。マキシマム・セキュリティ・プリズン(凶悪犯罪者用の銃警備の刑務所)で披露されたライヴ。今回の4公演のテープのうち、唯一”公式”にレコーディングされたもので、デイヴ・グッドマンによって4トラックの1/4インチ・テープに記録されている。伝えられるところによれば、この会場での演奏を思い立ったのはセックス・ピストルズのマネージャーだったマルコム・マクラーレンで、彼の狙いは、ロックン・ロールに似つかわしくない場所で演奏させることでバンドを世間の論争の的にすることにあった。”ジョン・ロットン・ライドン”が期待に違わないパフォーマンスを、曲の合間の挑発的なMCを含め披露。
ディスク 4には1976年9月25日:バートン・オン・トレント/76 クラブでのコンサートを収録。ファンのあいだではブートレッグでお馴染みのこの音源が、公式にリリースされるのは今回が初めて。
これら4公演の模様が時系列に一つの作品に纏められるのも、この”SEX PISTOLS – LIVE ’76″が初めてということになる。同作はCD(4枚組)、LP(同じく4枚組)の2フォーマットでリリースされ(ダウンロード販売も行われる予定)、パッケージには当時の写真や、実際に使用されたプレス・キットの複写などが同梱される。
セックス・ピストルズはイギリスが生んだ最も重要なバンドの一つである。彼らは間違いなく”パンク”を定義付けたバンドだが(もっとも当のピストルズの面々は、自分たちが”パンク”だったとは一度も認めていない)、同時に最高のレコードを残した優れたバンドだった。彼らが残したのはわずか1枚のアルバムと4枚のシングルだけだったが、その影響力は世界中の隅々にまで及んでいる。当時、メンバーは誰ひとり満足に演奏できないという話がでっち上げられ、今も通説になっているが、実際はすばらしいロックン・ロール・ミュージシャンで、バンドの看板歌手兼リーダーは、一聴してそれとわかる個性的な歌声と、誰よりも刺激的な歌詞を生み出す才能を併せ持っていた。
バンド・メンバー
ジョニー・ロットン(Vocal)
スティーヴ・ジョーンズ(Guitar)
ポール・クック(Drums)
グレン・マトロック(Bass)
『セックス・ピストルズ/ライヴ ‘76』
Sex Pistols / Live ‘76
収録曲:
CD 1
1976/6/4 : Lesser Free Trade Hall, Manchester
1. ディド・ユー・ノーロング
2. ノー・リップ
3. セヴンティーン
4. ステッピング・ストーン
5. ニューヨーク
6. ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・アバウト・イット
7. サブミッション
8. サテライト
9. 分かってたまるか
10. ノー・ファン
11. サブスティチュート
12. プリティ・ヴェイカント
13. 怒りの日
CD 2
1976/8/28 : Screen on the Green, Islington
1. アナーキー・イン・ザ・UK
2. アイ・ウォナ・ビー・ミー
3. セヴンティーン
4. ニューヨーク
5. ノー・リップ
6. ステッピング・ストーン
7. サテライト
8. サブミッション
9. ライアー
10. 分かってたまるか
11. サブスティチュート
12. プリティ・ヴェイカント
13. 怒りの日
14. ディド・ユー・ノー・ロング
15. ノー・ファン
CD 3
1976/9/17 : HM Prison, Chelmsford
1. アナーキー・イン・ザ・UK
2. アイ・ウォナ・ビー・ミー
3. セヴンティーン
4. ニューヨーク
5. ノー・リップ
6. ステッピング・ストーン
7. サテライト
8. サブミッション
9. ライアー
10. 分かってたまるか
11. サブスティチュート
12. ノー・ファン
13. プリティ・ヴェイカント
14. アナーキー・イン・ザ・UK(アンコール)
15. ディド・ユー・ノー・ロング
CD 4
1976/9/25 : 76 Club, Burton on Trent
1. アナーキー・イン・ザ・UK
2. アイ・ウォナ・ビー・ミー
3. セヴンティーン
4. ニューヨーク
5. ノー・リップ
6. ステッピング・ストーン
7. サテライト
8. サブミッション
9. ライアー
10. サブスティチュート
11. 分かってたまるか
12. ノー・ファン
13. プリティ・ヴェイカント
14. 怒りの日