小澤征爾指揮『ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》』、第58回グラミー賞にノミネート!80歳の初受賞に期待。
2014年に発売された小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ他による『ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》』(UCCD-1403)が、グラミー賞のクラシック部門「ベスト・オペラ・レコーディング」にノミネート!このアルバムは、2013年のサイトウ・キネン・フェスティバル松本で行われた公演をライヴ収録したもの。
小澤征爾のグラミー賞ノミネートは1969年「メシアン:トゥーランガリラ交響曲」(RCA)以来、1971年の「ヤナーチェク&ルトスワフスキ」(EMI)と「オルフ:カルミナ・ブラーナ」(RCA)、1974年の「ベルリオーズ:幻想交響曲」、1976年「ベルリオーズ:ファウストの劫罰」(共にドイツ・グラモフォン)、1981年の「シェーンベルク:グレの歌」(DECCA)、1993年の「チャイコフスキー:歌劇《スペードの女王》」(RCA)につづき今回が8度目だが、まだ受賞したことはない。今年9月1日に80歳を迎え、今月には日本人として初めてケネディ名誉賞を受賞し、オバマ大統領からも「クラシック音楽を通じて東西の橋渡しをすることに生涯をささげてきた」と称賛されたばかりのマエストロ。彼にとって初めての日本録音作品でのノミネート、またサイトウ・キネン・オーケストラとしても初のノミネートとなる今回のグラミーは特に意味深い。「世界のオザワ」初の受賞に期待がかかる、来年2月のグラミー賞発表が今から楽しみです。
■CD情報
『ラヴェル:歌劇』《こどもと魔法》(UCCD-1403) >>商品詳細
Maurice Ravel: L’enfant et les sortileges
サイトウ・キネン・オーケストラ/指揮:小澤征爾
Saito Kinen Orchestra ・ Conducted by Seiji Ozawa