新作制作エピソードを語るインタビュー動画公開!
ピアニストジャンルカ・カシオーリと再びタッグを組んだ新作の制作経緯を語るインタビュー・ビデオが公開!
映像は、イタリア・モンドヴィの教会「Sala Ghislieri」での録音時に撮影された。
「18世紀当時に一番近い製造法で作られた裸のガット弦と、クラシックの弓を使用して弾いています。私は決して、古楽器やガット・ストリングのセッティングが、インタープリテーションの正当性に繋がるとは思っていません。あくまでも、色々な教科書を学んでいくうちに、実際にその美学とロジックをさらに追求していきたいと思って、最終的な段階で決めたことです。」「今回は特に、モーツァルトの劇的であり感情的なコントラスト、そして、隠された深い悲しみ、またルバートとアンサンブルのズレの観念を深めていけたと思っています。ジャンルカとアイデアを出しながら、装飾音やカデンツァを作っていきましたので、一回一回が繰り返すことのできないものとなっています。 」- 庄司
「今回の録音で使用しているのはヴァルターのフォルテピアノで、1805年頃のモデルでモーツァルトが晩年の10年間に使っていたものに近い。この楽器の特性はとても興味深く魅力的で、その音を通してモーツァルトの音楽の特徴を理解することができるのです。 」- カシオーリ
『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集』庄司紗矢香/ジャンルカ・カシオーリ