BIOGRAPHY
SANTANA / サンタナ
スーパー・ギタリスト、カルロス・サンタナをリーダーとするロック・バンド。
カルロス・サンタナは、1947年メキシコ生まれ。少年時代にジョン・リー・フッカーなどアメリカのブルースに強い影響を受け、バンドを結成しクラブなどで活躍。その後サンフランシスコに移り、1966年にサンタナ・ブルース・バンドを結成。後にサンタナと改名し、’69年、デビュー・アルバム『サンタナ』をリリース。同時期に伝説の”ウッドストック・フェスティバル”に出演。「ブラック・マジック・ウーマン」収録の2ndアルバム『天の守護神』と3rdアルバム『サンタナIII』を相次いで全米1位に送り込み、一躍ロック・シーンの頂点に立った。4thアルバム『キャラバンサライ』以降、カルロスは精神世界に深く傾倒するようになり、さらにはジャズ/フュージョンのアーティストと積極的に交流する等、深く豊かな音楽の世界を作り上げていった。’73年初来日公演を収めた3枚組のライヴ・アルバム『ロータスの伝説』は前代未聞の22面体ジャケット(32年後の’06年にギネス世界記録に認定)で世界的な注目を集めた。その後も単独公演やフェスティバルへの参加も含めて度々日本を訪れ、多くのファンを魅了し、プロのミュージシャンにも多大な影響を与えた。
1998年にカルロス・サンタナのみならずサンタナのメンバー、ホセ・チェピート・アリアス、 デイヴィッド・ブラウン、グレッグ・ローリー、マイケル・カラベロ、マイケル・シュリーヴもロックの殿堂入りを果たした。
’99年リリース、若い世代のアーティストたちとコラボしたアルバム『スーパーナチュラル』は全世界で2500万枚のセールスを記録し、米ビルボード200アルバム・チャートに102週間チャート・イン。このアルバムでグラミー賞8部門を制覇、さらに2002年のアルバム『シャーマン』収録の「ゲーム・オブ・ラブ」なども合わせこれまでバンドとしてはグラミー賞9冠を獲得、カルロス・サンタナとしては‘88年に1冠獲得。その後も’05年にアルバム『オール・ザット・アイ・アム』、’10年に『ギター・ヘヴン ~グレイテスト・ロック・クラシックス~』を発表。
’13年3月には初来日から40周年となる日本公演を行い、各地で大反響を巻き起こした。’16年4月、初期3作品に連なる方向性で『サンタナIII』のメンバーと制作した最新アルバム『サンタナIV』を発表。サンタナの真髄が炸裂した作品となった。これまでに全世界で作品累計セールスは1億枚を突破、観客動員数もついに1億人を達成、そして2019年、3年ぶりに新作をリリース。