玉城デニー沖縄県知事から公認・“ちぇるちぇるらんど”で 初のリリースイベントを開催! さらに母校に卒業後初のサプライズ訪問で歓喜の嵐!
「ダイバーシティ」な存在であり、新しい若者像の代名詞として世代を超えて常に大きな注目を浴び、昨年からは“RYUCHELL”名義で音楽を通じて、メッセージを発信しているりゅうちぇる。そんな彼が、初のアルバム作品『SUPER CANDY BOY』を引っさげて、アーティスト“RYUCHELL”としては初めて地元“ちぇるちぇるらんど”に凱旋を果たした。
4月21日(日)には、宜野湾コンベンションシティと那覇メインプレイスの2ヶ所でリリースイベントを開催。全国10ヶ所に渡って開催してきたミニライブと2ショット撮影会だが、初の地元開催とあって多くのファンが両会場に詰めかけた。ライブの途中のMCでは、「“声が高い”“仕草が女の子っぽい”とからかわれて、本当の自分を出せなかった時もあったから、自分の中ではちょっと逃げるような感じで沖縄から原宿に上京したという、ちょっと負い目みたいなのもあって。でもこうやって皆さんがいつも温かく迎えてくれるので、やっぱり地元は自分にとって特別な場所だなと、改めて思います。皆さんのことが、大好きです。」と地元愛を熱く語り、会場はファンの大きな拍手に包まれていた。
また翌日4月22日(月)には、卒業後初めて、母校の高校にサプライズ訪問を行った。リリースイベントでの帰郷に際して、4月に入って新入学・進級を迎えたばかりの後輩たちにメッセージを贈りたいという想いから、今回の訪問が実現した。
昼休みの集会ということで体育館に集められた全校生徒821人が静かに先生の話を聞く中、ステージに突然RYUCHELLが登場すると、驚きと興奮で割れんばかりの歓声が沸き起こった。「りゅうちぇるー!!」という大きな掛け声が飛び交う中、生徒達はステージに駆け寄り、一気に熱気が溢れ出した。「高校時代は、ようやく本当の自分を出せるようになった時期で、僕の人生の中で本当に大事な時期でした。将来やりたいことがある人、まだ見つからない人、いろんな子がいると思うけど、自分を愛して自分らしく生きていくことが、将来につながっていく」と、自分の経験をふまえて後輩たちにエールを贈った。大きな歓声に見送られながら、「本当は自分がパワーを後輩のみんなに届けに来たけど、逆に皆さんのエネルギッシュなパワーをたくさんもらっちゃいました。もっと一緒にいたかった!」と、念願の母校訪問に感激しきりだった。
そしてさらにその後、沖縄県庁へ移動。全国的に活躍しているRYUCHELLを普段から注目をしていたという玉城デニー沖縄県知事に、表敬訪問を行った。玉城氏は、個性的でキラキラと輝いている今のRYUCHELLがどのように育ったのか興味を持っている様子で、お互いの家族について話が弾んでいた。RYUCHELLは「小さい頃から派手なファッションが好きで、メイクも好きだったから、母親に心配されて『普通の男の子はそんなことしないよ』と注意を受けたこともある」と明かし、「でも自分のことを心配してくれるからこその言葉だと、ちゃんと親からの『愛』を感じていた」というエピソードに、玉城氏はとても感銘を受けた様子で、家族や地元といった「帰る場所があることの大切さ」を感じ合った対談となった。最後にRYUCHELLが「ずっと“ちぇるちぇるらんど”って呼んでてすみません!」
切り出すと、玉城氏は「デニーズを僕の店だと言っているようなもんですから」と応じて、晴れて“ちぇるちぇるらんど”が公認された一幕もあった。
より自分らしく生きるために、自分の居場所を求めて原宿へと飛び出していったRYUCHELL。しかし、本当の自分を出せなかった過去を乗り越えて、コンプレックスや葛藤を包み隠さず音楽を通じて発信し始めた今だからこそ、地元への愛をストレートに表現できているのかもしれない。ファン、母校の後輩たち、そして玉城デニー沖縄県知事と、RYUCHELLにとって数多くの温かい愛で包まれた“ちぇるちぇるらんど”への凱旋となった。