名盤『ムーヴィング・ピクチャーズ』40周年記念盤発売決定!
名盤『ムーヴィング・ピクチャーズ』で新たな脚光
カナダのロック・レジェンドが名作の40周年記念拡大再発盤を発売
日本盤のみSHM-CD仕様
さらに3CD+DVDというスペシャル・フォーマットで
2022年6月8日(水)発売
『ムーヴィング・ピクチャーズ【40周年記念デラックス・エディション】』開封動画
ラッシュの40周年記念アルバム・シリーズの一環として、1981年発表の革新作『ムーヴィング・ピクチャーズ』の新たな拡張版が日本では6月8日(海外では4月15日発売)、UMe/マーキュリー及びアンセム・レコードの両レーベル・グループより発売されることが決定。これは正に、この名盤が受けるに値する名誉の体現だと言える。『ムーヴィング・ピクチャーズ【40周年記念デラックス・エディション】』は、海外では次の6種の仕様での発売となる。
(1) スーパー・デラックス・エディション [3CD+5LP+1Blu-Ray]
(2) CD3枚組デラックス・エディション
(3) LP5枚組デラックス・エディション
(4) LP1枚組エディション
(5) デジタル・デラックス・エディション
(6) ドルビーアトモス・デジタル・エディション
日本盤のみSHM-CD仕様、さらにCD3枚組デラックス・エディションにDVDを追加した特別フォーマットで発売が決定しました。
ラッシュの8作目のスタジオ・アルバム『ムーヴィング・ピクチャーズ』(1981年2月12日リリース)は、音楽的な冒険作でありながらも取っ付き易い内容となっており、80年代という新たな時代の要求の波に上手く乗り出していると同時に、この先進的なカナダ出身バンドをさらなる高みへと飛躍させる発射台となった。このアルバムは、ラッシュが1980年の前作『パーマネント・ウェイヴス(永遠の波)』で完全にマスターしていたテンプレート、つまりプログレッシヴなルーツをラジオでかかりやすいアレンジで表現するという、彼ら本来の卓越した能力と技量とを巧みに組み合わせた7曲で構成。また、『ムーヴィング・ピクチャーズ』は、ラッシュにとって、カナダはケベック州モランハイツにある〈ル・スタジオ〉で行われた2度目のレコーディング・セッションの所産でもある。ちなみに、このスタジオには最終的に、この3人組にとっての“個人的アビー・ロード・レコーディング・スタジオ”という愛称が付けられている。
アルバムの冒頭を飾る「トム・ソーヤ(Tom Sawyer)」は、FMラジオ局から最も愛されているラッシュの曲の一つであるだけでなく、その後、数十年にわたりコンサートの定番曲になるという相応の地位を獲得。また多世代に及ぶ夢の光景を描いた次の「レッド・バーチェッタ(Red Barchetta)」ではギアを入れ替え、裏道路で行うカー・レースのスリルと興奮が表現されている。トロントのピアソン国際空港の識別コードに因み、親愛の情を込めて名付けられた白熱の「YYZ」では、彼らが持つあらゆるプログレッシヴな技量を4分弱のインストゥルメンタルの中で絶えず印象付けながら、余す所なく発揮。そしてアナログLPのA面は、内向的なアーティストが世間の要求に応えつつも個人レベルで得たプライバシーを維持しようとする様子を、予見的とまでは言わないまでも時代を超えて表現した、冷ややかな観察眼が光る「ライムライト(Limelight)」で締めくくられている。
LPのB面1曲目に当たる「ザ・カメラ・アイ(The Camera Eye)」は、ニューヨーク・シティの雑踏に付き物の喧騒と、ロンドンの強烈なエネルギーや深く根差した歴史との間にあるバランスの拮抗を俯瞰した、10分間にわたる多層的な旅行記だ。「魔女狩り(Witch Hunt)」(副題は“Part III of Fear=恐怖のパート3”)では、偏見と群集心理について厳しい見解が示されている。アルバムの最後を飾るのは、先鋭的で尖った「ヴァイタル・サインズ(Vital Signs)」だ。この曲は、80年代という時代が絶えず変化を続けながら展開していく中、ラッシュが取っていくより冒険的な音楽の方向性を明らかに予見するものとなっている。
日本では輸入盤のみで発売される『ムーヴィング・ピクチャーズ - 40周年記念盤』のスーパー・デラックス・エディションは、CD3枚、ブルーレイ・オーディオ1枚、そしてアナログ黒盤LP(高品質180g重量盤)5枚で構成。この豪華セットでは〈アビーロード・マスタリング・スタジオ〉による2015年のリマスター版の音源が初めてCD化されているほか、ラッシュのオリジナル・プロデューサーであるテリー・ブラウンがオリジナルのアナログ・ライヴ・マルチトラックから新たにミックスを行って修復した未発表のボーナス・ライヴ・コンテンツ、つまり1981年3月25日にオンタリオ州トロントの〈メイプル・リーフ・ガーデン〉で行われたトロント公演(ここでは『ライヴ・イン・YYZ 1981(Live In YYZ 1981)』と表記)の完全版未発表音源が2枚のCDに収められている。4枚目のボーナス・ディスクはBlu-rayオーディオで、アルバム本編のオリジナル・マルチトラックを著名プロデューサー/エンジニアのリチャード・キーツキが、ドルビーアトモス音源(ラッシュのカタログでは初)、ドルビーTrueHD 5.1、DTS-HDマスター・オーディオ 5.1サラウンド・サウンドで新たにミックスし直したものが、既発のPCMステレオ・ミックスと合わせて収録されている。また、Blu-rayにはボーナス・ビデオも4本収録。つまり、「YYZ」の最新ビデオと、「トム・ソーヤ」「ライムライト」「ヴァイタル・サインズ」のヴィンテージ・プロモのリマスター版の計4本だ。さらにスーパー・デラックス・エディションのアナログ・レコードは全て、180グラム重量盤のオーディオ・ファイルLP5枚に、ハーフスピードのDMM(ダイレクト・メタル・マスタリング)でカット(ラッシュのカタログでは初の試み)されている。
また、このスーパー・デラックス・エディションには、未公開写真やオリジナル・アルバム・デザイナーのヒュー・サイムが手掛けた新たなアートワーク、各曲の新規イラスト等が掲載された44ページのハードカバー・ブックをはじめ、複数の限定アイテムを同梱。キム・セイル(サウンドガーデン:ギタリスト)、レス・クレイプール(プライマス:ベーシスト/ヴォーカリスト)、テイラー・ホーキンス(ドラマー:フー・ファイターズ)、ビル・ケリハー(ギタリスト:マストドン)、ニール・サンダーソン(スリー・デイズ・グレイス:ドラマー)による充実したライナーノーツ、〈MP40〉のネームプレート付きの黒い台座に設置された赤いバルケッタ(=レッド・バーチェッタ:barchettaは2座席車の総称)の自動車プラモデル、ニール・パートのサイン入り〈MP40〉ブランドのドラムスティック2本、ゲディー・リーとアレックス・ライフソンのサインがそれぞれ刻印されたメタル・エンボスのギターピック2個、1981年の〈ムーヴィング・ピクチャーズ・ツアー〉公式プログラムのレプリカ、〈MP40〉ロゴのエナメル・ピン。3Dレンチキュラーの“動く『ムーヴィング・ピクチャーズ』 ”リトグラフ、18×24インチの1981年トロント公演ポスター、1981年メイプル・リーフ・ガーデンズ公演コンサート・チケットのレプリカ、12×36インチの『ラッシュ・スルー・ザ・イヤーズ 1973-1981』ポスター、〈YYZ〉のラゲージタグ、そして〈オール・アクセス・ワールド・ツアー ’81〉の折込広告だ。 この全ての特典が、ヒュー・サイムによるカバー・アートワークがあしらわれたプレミアムな蓋身式箱に収納されている。
『ムーヴィング・ピクチャーズ - 40周年記念盤』の2種目は、CD3枚組デラックス・エディションで、CD1には〈アビーロード・マスタリング・スタジオ〉でリマスタリングされたオリジナル・アルバム本編を、CD2と3にはラッシュのオリジナル・プロデューサーであるテリー・ブラウンがオリジナルのアナログ・ライヴ・マルチトラックから新たにミックスを行って修復した1981年のトロント公演の未発表音源全曲を収録。また、24ページのブックレットには、未公開写真、サイムが再構成したアートワーク、そして前述のキム・セイル、レス・クレイプール、テイラー・ホーキンス、ビル・ケリハー、ニール・サンダーソンによるライナーノーツが掲載されている。
日本では6月8日(水)にリリースされる『ムーヴィング・ピクチャーズ【40周年記念デラックス・エディション】』は、上記の海外でリリースされるCD3枚組デラックス・エディションに、DVDをプラスした特別仕様で発売決定!!
DVDにはボーナス・ビデオとして、「YYZ」の最新ビデオと、「トム・ソーヤ」「ライムライト」「ヴァイタル・サインズ」のヴィンテージ・プロモのリマスター版の計4本を収録。
3種目の『ムーヴィング・ピクチャーズ』は、LP5枚組デラックス・エディションで、全体をスリップケースに収納。うち、LP1はリマスター化したオリジナル・アルバム『ムーヴィング・ピクチャーズ』でシングル・タイプのジャケット入り、未発表コンサート音源『ライヴ・イン・YYZ 1981(Live In YYZ 1981)』の全19曲を収めたLP2~5が見開きダブル・ジャケット入りとなっている。前述の通り、今回初めてLPは全て180グラム重量盤の黒盤オーディオファイル・レコードにハーフスピードDMM(ダイレクト・メタル・マスタリング)でカッティング。また、未公開写真、サイムが再構成したアートワーク、新規イラスト、完全版ライナーノーツを掲載した24ページのブックレットも付属している。
4種目はeコマース限定版LP1枚組で、初のハーフスピードDMMカッティング・プレスを採用。チップ・オン仕様(*紙を貼り合わせた額縁式)の限定プレミアム見開きジャケットと印刷付きインナースリーヴに新たに格納され、ニール・パートの手描き歌詞シート6種のうち1種がランダムに封入されている。
5種目となるデラックス・デジタル・エディションには、オリジナル・アルバムとボーナス・ライヴであるトロント公演の全19曲を収録。これはCD3枚組デラックス・エディションのデジタル版に当たる。
最後の6種目、ドルビーアトモス・デジタル・エディションは、オリジナル・アルバムの全7曲をリチャード・キーツキがミックスした傑作アトモス音源を、デジタル・フォーマット化したものだ。
ゲディー・リー(ベース/キーボード/ヴォーカル)、アレックス・ライフソン(ギター/ヴォーカル)そしてニール・パート(ドラマー/作詞担当)の3人からなるラッシュ。卓越したミュージシャンシップと複雑な楽曲構成、そして個性的な歌詞センスを兼ね備え、絶え間ない探求を続ける特異かつ大胆な彼らの曲作りの才能は、世界中の熱狂的なファンから讃えられ、リスペクトを集めてきた。ラッシュはアメリカ国内だけでも2,500万枚以上のアルバムを売り上げており、全世界での販売枚数は概算で4,500万枚以上。また、これまでに発表したアルバムは、ゴールド・ディスクを24度、プラチナ・ディスクを14度、マルチプラチナ・ディスクを3度受賞している。グラミー賞には7回ノミネートされ、1994年にはカナダ音楽殿堂入りを、2013年にはロックの殿堂入りを果たした。
<国内盤商品詳細>
ムーヴィング・ピクチャーズ【40周年記念デラックス・エディション】
2022年6月8日(水)発売
日本盤のみSHM-CD仕様
3CD+DVD
UICY-16071 (3CDA+DVD)
CD1 - ムーヴィング・ピクチャーズ
オリジナル・アルバム - ラッシュとテリー・ブラウンのプロデュース / 2015年リマスター初CD化
1. トム・ソーヤ / Tom Sawyer
2. レッド・バーチェッタ / Red Barchetta
3. YYZ / YYZ
4. ライムライト / Limelight
5. ザ・カメラ・アイ / The Camera Eye
6. 魔女狩り / Witch Hunt
7. ヴァイタル・サインズ / Vital Signs
CD2
ライヴ・イン・YYZ 1981 / 未発表音源
1. 2112 第1章 序曲 / 2112 – Overture
2. 第2章 シリンクスの寺院 / 2112 – The Temples Of Syrinx
3. 自由意志 / Freewill
4. ライムライト / Limelight
5. シグナスX-1 第2巻 「神々の戦い」 - プレリュード / Cygnus X-1 Book II: Hemispheres – Prelude
6. ビニース・ビトウィーン・アンド・ビハインド / Beneath, Between & Behind
7. ザ・カメラ・アイ / The Camera Eye
8. YYZ / YYZ
9. ブルーンズ・ベイン / Broon’s Bane
10. ザ・トゥリーズ / The Trees
11. ザナドゥ / Xanadu
CD3
ライヴ・イン・YYZ 1981 / 未発表音源
1. ザ・スピリット・オブ・レイディオ / The Spirit Of Radio
2. レッド・バーチェッタ / Red Barchetta
3. クローサー・トゥ・ザ・ハート / Closer To The Heart
4. トム・ソーヤ / Tom Sawyer
5. ヴァイタル・サインズ / Vital Signs
6. 自然科学 / Natural Science
7. ワーキング・マン/シグナスX-1 第2巻 「神々の戦い」アルマゲドン/岩山の貂/イン・ジ・エンド/イン・ザ・ムード/2112 - 第7章 偉大なる終楽章
Working Man / Cygnus X-1 Book II: Hemispheres – Armageddon: The Battle Of Heart And Mind / By-Tor & The Snow Dog / In The End / In The Mood / 2112 – Grand Finale
8. ラ・ヴィラ・ストランジアート / La Villa Strangiato
DVD / 日本盤のみ
ボーナス・ビデオ
・トム・ソーヤ / Tom Sawyer
・ライムライト / Limelight
・ヴァイタル・サインズ / Vital Signs
・YYZ / YYZ *
* 未発表ビデオ
<輸入盤>
4月15日(金)発売
(1) スーパー・デラックス・エディション [3CD+5LP+1Blu-Ray]
(2) CD3枚組デラックス・エディション
(3) LP5枚組デラックス・エディション
(4) LP1枚組エディション
(5) デジタル・デラックス・エディション
(6) ドルビーアトモス・デジタル・エディション
UMEについて
ユニバーサル・ミュージック・エンタープライズ(UMe)は、ユニバーサル・ミュージック・グループのグローバル・カタログ&スペシャル・マーケット部門。UMGの各レコード・レーベル、テリトリー、事業会社と密接に連携しながら、カタログ管理における最先端のアプローチを提供し、戦略的マーケティング・イニシアチブを重視しつつ、新たな技術で様々な機会を創出している。
アンセム・エンタテインメントとアンセム・レコードについて
アンセム・エンタテインメントは、音楽出版部門、レコード・レーベル、プロダクション・ミュージック部門、そして映画やテレビ放送のオーディオ・ヴィジュアル・セカンダリー・ライツ(AVSR:映像著作二次的権利)サービスのトップ企業であり、アーティストのサポート、コンテンツの制作、そしてエンターテインメント・サービスを世界中で提供している。音楽レーベルのアンセム・レコードは、世界最大級のヒット・メーカーたちを擁する、多様かつ象徴的なレコード・レーベルだ。ロックの殿堂入りを果たしたラッシュ、グラミー賞を9回受賞したシンガーソングライター兼ギタリストのホセ・フェリシアーノ、カナダのカントリー界のスーパースターであるゴード・バンフォード、オルタナ・ロック・グループのスタック・オン・プラネット・アースら、高い評価を集め、商業的成功を収めた、様々な受賞歴を誇るアーティストたちが所属している。