2曲目のシングルに参加したレディー・ガガが長文でコメントを投稿
2023年10月20日に発売となるザ・ローリング・ストーンズ、18年振りのオリジナルアルバム『ハックニー・ダイアモンズ』から、9月29日に公開された新曲「スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン」にヴォーカルで参加したレディー・ガガが録音の経緯やその想いについて自身のInstagramに長文を投稿した。
▼投稿全文訳
ヘンソンのスタジオで映画『ジョーカー』の準備をしていた時期、夜になって家に帰ろうとしてたら誰かが「ミックが呼んでるよ」と言ってきた。私が知っているミックは一人しかいないので、ホールの反対側にあるスタジオに行って、ドアを開けた。そこは70年代への入り口だった。ミック、キース、ロニーの姿が目にはいった。スティーヴィー・ワンダーもいたし、彼らがコラボレートしていたミュージシャンたちもいた。ドラムはスティーヴ・ジョーダン。
(プロデューサーの)アンドリュー・ワットが彼らのまだ発表になっていないアルバムに感嘆の笑みを浮かべている間、ファミリーや友人たちは大きなスピーカーで曲に聴き入っていた。私たちは音楽を聴きながら、少し話をした。そしたらミックが、彼らが別の曲の作業をしている間、ライブ・ルームで待っていてくれないかと頼んできた。私はローズ・ピアノを背にして床に座り、誰かにヘッドホンとマイクを渡された。
ミックはそびえ立つように私に向かって微笑みながら「じゃあ、自由にやってくれ」って言ってきた。私は音楽を聴きながら、曲を覚えようと必死に走り書きをして、それからフリースタイルで一緒に歌ったんだ。その時は昔のようにアンドリューが部屋全体にマイクを向けていたから、みんなのつま先を踏まないようにしていた。
彼らが創り上げたマジックに私のヴォーカルが邪魔することは避けたかった。スティーヴィーの演奏で、ローズ・ピアノは私の背中を激しく振動させ、私の全身は一音ごとに震えていた。私たちは数時間演奏し、みんなは私がそこにいることにとても興奮していた(少し正気とは思えなかったけど、とてもエキサイティングな気分だった)。
終わった後、私はあまり深く考えずに家に帰った。曲もミュージシャンもみんな好きだったけど、ただ一緒にジャムっただけだと思ったんだ。翌日、アンドリューからメールが来て、ミックがあの夜の私の歌を使いたいと伝えてきたと聞いた。
同じ部屋にある2本のマイク。シングル・テイク。私はメリー・クレイトンみたいだなって思った。ギミー・シェルター、ゴスペルとソウル。私の好きな古いストーンズの曲や、ミックと一緒に歌い、ロックンロールの巨大な部分を定義したバンド特有の “サウンド “として今私たちが知っているものを作った偉大なヴォーカリストたちのことを考えた。そうしてそれをライヴ録音でカットした。「スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン」ができたんだ。私はミックと歌ったとき以外には歌ったことのないような歌い方をした。アンドリューも私も、音楽の歴史に立ち会うということ、その一部になれるという何かを感じたのか涙を流していた。私たちの天国はまさにそんな感じなんだと思う。ただただ甘美なサウンドだ。
スティーヴィー・ワンダーもキーボードとピアノで参加していることも話題となっているこの楽曲はYouTubeにてアルバム・ヴァージョンはヴィジュアライザーが、エディット・ヴァージョンにはリリック・ビデオが公開となっている。
アルバム・ヴァージョン ヴィジュアライザー
エディット・ヴァージョン リリック・ビデオ
【第2弾シングル】
「スウィート・サウンズ・オブ・ヘヴン」
*CDシングル、10インチ・シングルは10月13日(金)発売予定
アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』には他にも、ポール・マッカートニーやエルトン・ジョン、元メンバーのビル・ワイマンなどが参加していることでも話題となっている。
『ハックニー・ダイアモンズ』
10月20日発売
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