Nona Reevesの西寺郷太さんからのコメント掲載!

2016.12.14 TOPICS

Nona Reevesの西寺郷太さんからコメントを頂きました!

1973年生まれの僕にとって最初の「ストーンズ」体験は、1984年夏にミック・ジャガーがジャクソンズのアルバム『ヴィクトリー』に参加した時です。
シングル「ステイト・オブ・ショック」でマイケルとデュエットしたミックの声を聴いて強烈な違和感がありました。小学生の僕のその頃のハードなロック・シンガーのイメージは、例えばフレディ・マーキュリーやロバート・プラントのような澄んだハイトーンヴォイスだったので。ジャストなリズムでビートに乗ってこない癖のあるダミ声に驚いたんです。でも年齢を重ねる中で次第にミックのファンクネスがわかった頃、ぶちのめされたのがキースのアルバム『トーク・イズ・チープ』でした。
ソロ・ワークからふたりの存在や個性に深くのめり込み、そしてまたストーンズのバンドの魅力を再認識していった、そんな世代なんです。
だからこそ、やはりリアルタイムで好きになった「アンダーカヴァー」や「ワン・ヒット」は外せません。あと、やはりストーンズはカヴァーが最高。今回のブルース・アルバムもデビュー時からの音楽愛が溢れ落ちてカッコ良すぎますね。
バンドを続ける者にとっての理想は、十代で出会った頃の理想を歳を重ねても追い続けるストーンズですね。

西寺郷太氏(Nona Reeves)

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