BIOGRAPHY
RENÉE FLEMING ルネ・フレミング
アメリカ人ソプラノ歌手、ルネ・フレミングは、その魅惑的な声、様式の幅広さ、観客の心をとらえるステージ上での存在感で、メディアからも一般聴衆からも、今日の偉大なるアーティストの一人だと評価されている。2度グラミー賞を受賞している彼女の芸術性は、世界中の一流の舞台や録音で引っ張りだことなっている。彼女はリスクを恐れない人と見なされており、新しい音楽と古典的な作品の両方をレパートリーとしている。彼女のために書かれた多くの作品、彼女が作り出した多くのオペラの役によって、彼女は同業者から尊敬され、ジャーナリストから賞賛されている。
2005-2006シーズンのフレミングの主な活動は、2つのメトロポリタン・オペラでのオペラ上演、マノン(2005年9,10月/2006年4月)と、ロデリンダ(2006年5月)、ダフネ(コンサート・バージョン)の3都市USツアー、WDR交響楽団とのアン・アーバーズ・ヒル・オーデトリアムでの共演、ニューヨーク・カーネギー・ホール、ワシントンDCのケネディ・センター(10月)、1月のカーネギー・ホールでのMETオーケストラとジェームス・レヴァインとのコンサート、バリトン歌手ドミトリー・ホロストフスキーとモスクワ室内管弦楽団との、モスクワ、サンクトペテルブルク、プラハ3都市ツアー(2006年2月)がある。アメリカ国外でのコンサートとしては、11月に5カ国リサイタル・ツアーが行われる。ロンドン・バービカン、アムステルダム・コンセントヘボウ、オスロのコンサート・ホール、パリのテアトル・デ・シャンゼリゼ、トゥールーズ市立劇場、ミュンヘン国立劇場での公演が予定されている。2006年の活動は、日本でのパトリック・サマーズ指揮メトロポリタン・オペラ共演の《椿姫》、それにサー・アンドリュー・デイヴィスとのMETオーケストラ・コンサートもある。
2つのグラミー賞、8つのグラミー・ノミネートを含む、多数の受賞作を業績に持つフレミングは、1995年からデッカと独占契約を結んでいる。