ロジャー・テイラー『アウトサイダー・ツアー・ライヴ』日本のみ12/21一般発売!購入先着特典も決定!
Photo by Colin Macleod
ロジャー・テイラー
『アウトサイダー・ツアー・ライヴ』
クイーン公式オンラインショップのみで発売されたロジャー・テイラーの最新ソロ・ライヴ・アルバムが日本のみ一般発売決定!!
2曲にクイーンのブライアン・メイがゲスト参加!!
12月21日(水) 発売
「このツアーでは普段より会場の規模を小さめに抑えたことが話題となったが、
どの音一つを取ってみても、クイーンとテイラーに相応しい大きさで鳴り響いていた」
Buzz誌
デジタル・シングル「サレンダー」は9月8日リリース
「ここしばらくの間、僕らは皆、何とか生きて行こうと頑張るだけで精一杯だった。今回は、僕と素晴らしい音楽仲間とで基本に立ち返り、また一緒にちょっとしたロックをやりに外に出ようぜ、って思ったんだ」。
ロジャー・テイラーが6作目のソロ・アルバム『アウトサイダー』を完成させるまでには、8年の歳月とパンデミックを経なければならなかった。昨年リリースされ、高い評価を受けた同作は、これまでの彼のソロ・アルバムの中で最も大きな成功を収めている。そして今回、ロジャーは間を置かずして、歴代のソロ作に加える新たな1枚を引っ提げて戻って来ることとなった。
今回リリースされるのは、クイーンの創設メンバーであるロジャーが2021年10月に実施し、大成功を収めた〈アウトサイダー: UKツアー〉を録音したライヴ・アルバムである。同ツアーにおける一連の公演は、普段よりも規模を抑えた会場での“距離の近い、打ち解けた雰囲気“で行われたもの。クイーン以外でのライヴを20年以上ぶり行うことを発表した際、ロジャーは「ささやかなツアーだけれど、とにかく楽しく、音楽的にとても良いものにしたい」と語っていた。
ソールドアウトとなった2021年秋の14公演を通じて演奏された22曲が収録されているロジャー・テイラーのアルバム『アウトサイダー・ツアー・ライヴ』は、アナログ盤LP2枚組、CD2枚組、デジタルの各フォーマットで、フィジカルは9月30日にクイーン公式オンラインショップで発売。そのCD2枚組が、日本のみ特別に一般発売が許可され、12月21日(水)に日本盤はSHM-CD仕様でリリースが決定!!
アルバムに先駆けて発売されたリード・シングル「サレンダー」は、9月8日にデジタル・リリースされ、早くも世界中で大きな注目を集めている。
新型コロナ・ウイルスの感染拡大に絶えず脅かされながら、閉塞的な状況の下で曲作りとレコーディングを行った結果、『アウトサイダー』は「少しノスタルジックで切ない」アルバムになったと、ロジャー自身が認めている。しかし、このUKツアーでは、同アルバムに焦点を当てる一方で、現実逃避的な純然たる楽しさの方により重点が置かれた。
「とにかく皆に楽しんでもらって、これまでの鬱屈した日々からの解放感を味わってもらいたいんだ」。『アウトサイダー』の曲が示唆する通り、ここしばらくの間、私達は皆、何とか生きて行こうとするだけで精一杯だったが、ロジャーの〈アウトサイダー・ツアー〉のライヴは、解放感に満ちた轟音と、多幸感に溢れた楽しいひと時を味わわせてくれた。
最新作の楽曲に、有無を言わせぬクイーンの名曲の数々、さらに歴代のソロ・アルバムの収録曲を巧みに混ぜ合わせた絶妙のセット・リスト——それを披露したロジャーのライヴは、新たな曲が与える衝撃と歴史的ロック・ナンバーがもたらす興奮とを融合するのに最も効果的な匙加減を見極めることにより、いかに観客を沸かせられるかという点において彼が名人級であることを証明している。
クイーンのメンバーとして、またバンド外の活動を通じても高い評価を得ているロジャーは、音楽のジャンルの枠を超え、様々な記録を塗り替えながら、50年にわたり熱狂的な支持を受けてきた。そんな歳月を経ても尚、本ライヴ・アルバムに収録されているパフォーマンスは、新鮮かつ神経が行き届いており、依然として意欲に満ちている。
強力なドラムとパワフルなヴォーカル、そして静かに物思いに耽る瞬間とのバランスを上手く取りながら、どこで一息つくべきかのタイミングを熟知しているロジャー。HIV陽性の診断が下される恐怖を歌った「セイ・イッツ・ノット・トゥルー」(ネルソン・マンデラ財団のAIDS撲滅キャンペーン『46664』 を支援するためにレコーディングした曲)や、アルバム『エレクトリック・ファイア』の収録曲で家庭内虐待をテーマにした「サレンダー」といったナンバーでは、心底胸が詰まる瞬間がもたらされる。「フォーリン・サンド」は、アコースティック・ギターの伴奏によるシンプルなヴァージョンだ。
キーボード奏者のスパイク・エドニー、ドラマーのタイラー・ウォーレン、マルチ・インストゥルメンタリストのティナ・キーズ、ベーシストのニール・フェアクロー、そしてギタリストのクリスチャン・メンドーサから成る卓越したバンドを率いつつ、千秋楽のロンドン公演(訳注:会場のシェパーズブッシュ・エンパイアは、スタンディング・エリアを含めキャパ約2,000人)ではゲストとしてブライアン・メイが登場。ステージ上でロジャーが「母親違いの僕の兄弟!」と叫んでブライアンを紹介すると、ツアーのムードは最高潮に達し、会場は大興奮に包まれた。「アップ」のような珠玉のソロ曲に突入する時であれ、「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」をはじめとする最高峰のナンバーの数々を振り返る時であれ、あるいは痛烈な真実を描いた「ギャングスターズ・アー・ランニング・ディス・ワールド」で最新のスリルを味わわせてくれる時であれ、このツアーのセットは、音楽界で最も名高いドラマーの一人としての業績に匹敵する彼のソングライティング力を改めて気づかせてくれるという意味では、超一級の公開レッスンであった。
クイーンでの活躍で長く知られている通り、テイラーの歌声にはごく自然な感情が込められており、マイクから離れ(タイラー・ウォーレンとのツイン・ドラムとして)ドラム・キットの後ろに回った際には、あらゆる種類の魔法で観客を魅了した。「まだやれるうちは、思い切りやりたいんだ」とロジャー。「まだまだガツンとぶっ叩けるよ。でも近頃は、前より繊細に叩いていると思いたいね!」。また、マルチ・インストゥルメンタリストのティナ・キーズが語っているように、「ロジャーの美しい声は、年を重ねるにつれさらに磨きがかかっているように思える。彼は素晴らしいフロントマンでもあって——同じステージに立っていても、彼のスター性に舞い上がってしまうほどよ! 私達は皆、一緒に演奏していて本当に楽しかったし、観客の皆にもそれが伝わったと思う」。
『アウトサイダー』の曲について、「クイーンに似せようとも、似ないようにしようともしていない」と語るロジャー。「ただ、僕らしいものにしたいだけだよ」。とはいえ、このツアーのライヴがアンコールに達する頃には、旧友かつコラボレーターでもあったデヴィッド・ボウイのアンセム「ヒーローズ」や、レッド・ツェッペリンの激しい「ロックン・ロール」といった意気を高めるカヴァーが会場を盛り上げ、テイラーの嗜好が明かされている。途中、「テニメント・ファンスター」では、“若くクレイジー”だったの頃のことを我々に思い出させ、また、「輝ける日々」では、感傷的過ぎることなく真情を表現。ゴージャスな「アンダー・プレッシャー」ではさらなる最高潮に達し、会場が焼け落ちて脳髄が床に撒き散らされそうなほどの熱狂が我々を襲った。
ロンドン公演では、リトル・リチャードの「トゥッティ・フルッティ」がある一節に差し掛かった時、舞台袖からブライアン・メイが登場し、思う存分ギターを炸裂。そのままステージに留まり、ロジャー作の「カインド・オブ・マジック」にバンドが突入すると、会場は騒然となった。そして観客の興奮が冷めやらぬ中、ロジャー作の「RADIO GAGA」でこの夜の幕は閉じられた。その瞬間、誰もが皆“インサイダー”(=身内)となり、人生は、“何とか生きて行こうと頑張るだけ”以上のものとなったのである。
エネルギッシュであると同時に雄弁なこの『アウトサイダー・ツアー・ライヴ』は、何事にも不可能はないという感覚を聴き手に与えてくれるアルバムだ。
本アルバムの第一弾シングルは、「サレンダー」のライヴ・ヴァージョン。家庭内暴力の問題に焦点を当てた痛ましくも赤裸々な同曲は、1999年にオリジナルが発表された際、DV問題を世に広く知らしめ、この議題を討論の最前線に立たせるきっかけともなり、デヴォン&コーンウォール州議会が“ゼロ容認”(=反社会的行為に対する例外なき法律適用)文化の推進キャンペーンに採用したほどであった。今回のライヴ・ヴァージョンでは、ロジャーがツアー・バンドのメンバーでシンガー兼マルチ・インストゥルメンタリストのティナ・キーズと共同ヴォーカルを担当。同シングルは、『アウトサイダー・ライヴ・アルバム』のプレオーダーが解禁される9月8日よりデジタル・リリースされ、早くも世界中で大きな反響を呼んでいる。
『アウトサイダー・ツアー・ライヴ』
ザ・バンド:
ロジャー・テイラー
スパイク・エドニー
ティナ・キーズ
タイラー・ウォーレン
ニール・フェアクロー
クリスチャン・メンドーサ
パフォーマンス(歌・演奏)は全て本物の実演で、一切の加工なし!
アルバム・プロデュース: ロジャー・テイラー&ジョシュア・J・マクレイ
追加エンジニアリング:クリス・フレドリクソン
プロジェクト・マネージメント: エマ・ドナヒュー
アートワーク・コンセプト:ロジャー・テイラー
アートワーク・デザイン:リチャード・グレイ
表ジャケット・イラスト:タイガーリリー・テイラー
写真:ローラ・レン・テイラー、スティーヴ・プライス、コリン・マクラウド、サラ・ボウリー、ティロ・ラーン
我が兄弟ブライアン・メイに感謝
このアルバムを、テイラー・ホーキンスの思い出に捧げます。
僕ら皆の人生に陽の光をもたらしてくれた、素晴らしい我が兄弟へ。
ロジャー・テイラー
<アルバム情報>
ロジャー・テイラー
『アウトサイダー・ツアー・ライヴ』
日本盤のみSHM-CD仕様
CD: UICY-16143/4 CD2枚組
価格: ¥3,960 (税込)
ご予約&配信ダウンロード >>
<先着特典>
全国共通特典: ジャケットステッカー 12×12cm
タワー・レコード オリジナル特典: A4クリアファイル
Amazon.co.jp限定 特典: メガジャケ
注意事項
特典は先着です。無くなり次第終了となります。
対象外の店舗もございますので、特典の有無はご購入先にてご確認ください。
<収録曲>
CD ONE
1. ストレンジ・フロンティアー STRANGE FRONTIER
(Roger Taylor) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
2. テニメント・ファンスター TENEMENT FUNSTER
(Roger Taylor) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
3. ウィアー・オール・ジャスト・トライング・トゥ・ゲット・バイ WE’RE ALL JUST TRYING TO GET BY
(Roger Taylor) Plymouth Pavilions, 14 October 2021
4. ア・ネイション・オブ・ヘアカッツ A NATION OF HAIRCUTS
(Roger Taylor) Guildford, G Live, 19 October 2021
5. 輝ける日々 THESE ARE THE DAYS OF OUR LIVES
(Queen) Norwich, University Of East Anglia, 9 October 2021
6. アップ UP
(Roger Taylor) Bournemouth 02 Academy, 12 October 2021
7. ギャングスターズ・アー・ランニング・ディス・ワールド GANGSTERS ARE RUNNING THIS WORLD
(Roger Taylor) Plymouth Pavilions, 14 October 2021
8. アブソリュートリー・エニシング ABSOLUTELY ANYTHING
(Roger Taylor) Norwich, University Of East Anglia, 9 October 2021
9. サレンダー SURRENDER
(Roger Taylor) Bournemouth 02 Academy, 12 October 2021
10. マン・オン・ファイア MAN ON FIRE
(Roger Taylor) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
11. ロック・イット ROCK IT (PRIME JIVE)
(Roger Taylor) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
12. アンダー・プレッシャー UNDER PRESSURE
(Queen / David Bowie) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
13. セイ・イッツ・ノット・トゥルー SAY IT’S NOT TRUE
(Roger Taylor) Bexhill De La Warr Pavilion, 17 October 2021
CD TWO
1. アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー I’M IN LOVE WITH MY CAR
(Roger Taylor) Guildford, G Live, 19 October 2021
2. アウトサイダー OUTSIDER
(Roger Taylor) Plymouth Pavilions, 14 October 2021
3. モア・キックス MORE KICKS
(Roger Taylor) Guildford, G Live, 19 October 2021
4. フォーリン・サンド FOREIGN SAND
(Roger Taylor / Yoshiki) Plymouth Pavilions, 14 October 2021
5. トゥッティ・フルッティ feat. ブライアン・メイ TUTTI FRUTTI – FEAT. BRIAN MAY
(Penniman / LaBostrie) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
6. カインド・オブ・マジック feat. ブライアン・メイ A KIND OF MAGIC – FEAT. BRIAN MAY
(Roger Taylor) London O2 Shepherds Bush Empire, 22 October 2021
7. ロックン・ロール ROCK ’N’ ROLL
(Plant / Jones / Page / Bonham) Newcastle 02 Academy, 2 October 2021
8. ヒーローズ HEROES
(David Bowie / Brian Eno) Coventry HMV Empire, 20 October 2021
9. RADIO GA GA RADIO GA GA
(Roger Taylor) Guildford, G Live, 19 October 2021