<イベントレポート>クイーン花火大会「QUEEN SUPER FIREWORKS~夜空のラプソディ~」浦安会場

2019.11.18 TOPICS

2019年11月16日(土) 千葉・浦安市総合公園

photo by コザイリサ

11月3日(日・祝)、大阪:舞洲スポーツアイランド太陽の広場に続く、QUEEN SUPER FIREWORKSの第2回目の公演が千葉県浦安市の浦安市総合公園に、27,500名の観客を集め開催された。

当日は好天に恵まれ、15時の開場時より多くのお客様が会場へ詰めかけた。
多くの皆さんはQUEENのPVや西武球場LIVE映像などでそれぞれにQUEENを楽しんでいる様子。
早い開場時間でもこれなら楽しく過ごせそうだ。
実際に映画『ボヘミアン・ラプソディ』のライブエイドの演奏シーンでは拍手と歓声が沸き起こり、盛り上がりを見せていた。

時は流れて18時半。日も暮れて、いよいよQUEEN SUPER FIREWORKS浦安公演の開幕だ。
今回も大阪同様に本編の前にデビッド烏丸さんによる、日本花火が誇る「芸術玉」の解説からスタート。
烏丸さんは、年間100を超える花火大会を観るそうで、「日本一花火を観る男」の称号を持つ。
どういう玉がどのように上がるか、見どころはどこか、を優しく解説。
初めて芸術花火を観るお客様には、このあと怒涛のように打ちあがる花火鑑賞に役立ったのではないだろうか。

待ちに待った本編は「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」から始まった。
事前に告知されていた通り、大阪会場とは異なるセットリスト。
しかもノリノリの大ヒット曲から始まり観客はいきなりヒート・アップ。

ショーは’89年のヒット曲「アイ・ウォント・イット・オール」、’76年のヒット曲「愛にすべてを」と続く。
大阪会場とはロケーションや座席配置(浦安のほうが横に長い)が違うことが考慮されているのだろう、展開幅1,000メートルに及ぶ斜め打ちの花火が縦横無尽に咲き乱れ、同じ楽曲でも大阪とは違った演出がなされている。

次々と繰り広げられるQUEENサウンドと花火のマリアージュに会場は大盛り上がり。
中盤の「RADIO GA GA」と「ハマー・トゥ・フォール」ではLIVE音源が使用され、まるで野外フェスに来ているような感覚に襲われた。
疾走感のある花火が、LIVE音源とマッチしていて本当に素晴らしい!
ノンストップで打ちあがる花火は、多彩な表情を見せるQUEENの楽曲に合わせ、壮大かつ勇壮に打ちあがったかと思えば繊細な表現でも東京湾を彩る。

photo by コザイリサ

そして終盤。今回のQUEEN SUPER FIREWORKSのハイライトの一つと言える「ショウ・マスト・ゴー・オン」では視界すべてが花火で埋め尽くされ、観る者を圧倒。あまりの壮大さに唖然とする観客たち。
そこに間髪入れず届いたラスト・ナンバーは「ボヘミアン・ラプソディ―」だった。
楽曲と見事にシンクロした花火は、観客を夢の世界へといざない、エンディングの余韻とともに美しく消えていく冠柳(かむろやなぎ)で幕を閉じた。

今回の「QUEEN SUPER FIREWORKS〜夜空のラプソディ〜」は、11月30日(土)の宮崎が最終公演となる。
漆黒の太平洋をバックに打ち上げられる花火は、大阪、浦安と違った魅力をみせてくれるに違いない。
今回のQUEEN SUPER FIREWORKSを未見の方は、ぜひこの感動を体験して欲しいと思う。


2019年11月30日(土) 宮崎・みやざき臨海公園多目的芝広場 
椅子席(指定):7,560円(税込) 早割:6,480円(税込)
芝生席(エリア指定):3,240円(税込) 芝席早割:2,700円(税込)
チケット情報や詳細はこちら >>