QUEEN+ADAM LAMBERT の2015 UK&ヨーロッパツアー、ロンドン公演のレポートをROYさんから頂きました。
写真とあわせ、掲載いたします。
ロンドン O2 アリーナ レポート by ROY
SE が流れ One vision のイントロが流れると興奮してくる。
ギターのリフをブライアンが弾きロジャーがドラムをたたき、幕があがるとさらに観客のテンションは一気に上がる。Stone cold crazy でそのテンションは続く。Fat bottomed girls では例のごとくギターヘッドにカメラがついたギターにブライアンは持ち変え、ロジャーのワンツースリーフォーのカウントでアリーナからスタンドまで大合唱でみんな歌い出す。曲の最後にはいつものようにブライアンがキャットウォークの前まで来てギターヘッドに付いたカメラを客席に向かって映し出す。バックスクリーンに自分たちの映像が流れるとさらに観客のテンションが上がっていく。
Lap of the gods、Seven seas of rhye とメドレーが続き、キャットウォーク最先端のステージにカウチがセットされ Killer queen のピアノのイントロが流れだし、アダムがキャットウォークの前まできて、カウチに寝そべりながら歌い出す。アダムは表情豊かで余裕でこの曲を歌い上げる。曲が終わるといつものようにシャンパンを一気に飲み干しピューっと客席に向けて放つ。(本当は水らしい)ニューカッスルでは左側、グラスゴーでは右側、今日はセンターより少し左の客席に向けた。そしてアダムがフレディのことを話す。そうフレディの存在がなければクイーンも無かっただろうし今のアダムも QUEEN+ADAM LAMBERT もなかったでしょう。アダムもフレディに感謝してフレディの存在を紹介しているし、アダムファンには 24年前に亡くなったフレディ・マーキュリーという人物を理解していただきたい。たしかに現在アダムがいなければクイーンとしてのコンサートが味わえないのでアダムには感謝しりれないですが、このコンサートではフレディのことを忘れているわけではない、もちろんジョンのことも無視してるわけではない。クイーンという素晴らしいバンド、素晴らしい楽曲を忘れ去られることなく次の世代に伝えていきたいという気持ちがあふれている そして、ジョンの曲 I want to Break free、フレディの曲 Don’ t stop me now、Somebody to love と続く。もう最高に盛り上がる。
その後、キャットウォークにブライアンが歩いてきてアコースティックギターを持ち Love of my life が始まる。もちろん大合唱で自分も思いっきり歌った。最後の方でバックスクリーンにフレディが映し出されそれぞれに叫ぶ。本当にその場にフレディがいるかのような感覚になる。 そしてメンバー紹介と共にキャットウォークにロジャー、ルーファス、ニール、スパイクが集まり’ 39 を演奏する。もちろん大合唱で盛り上がる。
初日だけは Kind of magic を歌ったロジャーですが、それ以降は These are the day of our lives を歌う。いつものようにバックスクリーンに若かりしメンバーの映像が流れ、フレディやジョンの映像が流れると大歓声が起きる。この映像に初来日の映像が使われていることは日本人にとって大変誇りに思います。お茶会やフレディが剣玉で遊んでる映像は泣きそうになりますが、こんなにも長く音楽活動をしてくれてるブライアンとロジャーには感謝します。フレディが亡くなりクイーンのコンサートを見ることができなかった自分が今こうやってコンサートを味わい、クイーンの曲をファンと共に歌えていることの素晴らしさを改めて感じます。 ベースソロの後、キャットウォーク最先端のステージにセットされたドラムにロジャーが座り、アメリカやオーストラリアではやっていないベースのニールとロジャーによるセッション。ベースのリズムに合わせてロジャーがリズムを刻み、ロジャーが途中ドラムソロをする。3m ほどの至近距離で叩くロジャーのドラムは生音が聴こえ迫力があります。ニールとのセッションが終わるとロジャーと息子ルーファスによる親子ドラムバトルコーナー。ルーファスは父親の影響でドラムをはじめたとは思いますが、ロジャーとは違うタイプのドラマーですね。
親子ドラムバトルが終わるとハイハットでリズムをロジャーがとり Under pressure が始まります。ロジャーとアダムのデュエットです。 途中ブライアンもキャットウォーク最先端のステージにやってきてここで初めて3人が揃う。3人揃った写真を必死で撮った。
そして今年 UK ツアーから初めて演奏する曲 Save me、この手のバラードをアダムに歌わしたら素晴らしいです。さらに誰もがアダムの歌唱力の素晴らしさを認めてしまう Who want to live forever。幻想的なライトとミラーボールに包まれ宇宙空間にいるような感覚になる。そんな宇宙空間なイメージのまま Last horizon、ギターソロと続く。ブライアンは、また最先端のステージやってきてくれて、絵になるような決めポーズをしてくれます。
ギターソロが終わると Tie your mother down、その後、アメリカやオーストラリアでやっていたアダムのアドリブソロ all your love tonight~ とコール&レスポンスがロンドン公演で復活。右のオーディエンス、左のオーディエンスと煽ってアダムも機嫌よさげです。さらに I want it all、Radio ga ga と続きます。Radio ga ga でオーディエンスと共にするハンドクラップはクイーンのコンサートの醍醐味でもあります。途中アダムがステージから客席へ降りて握手をしてまわります。自分のところにも来てほしいと願うが、最前列中央で止まり(自分の二人先)しばらくここで盛り上げますが、その後やっと自分に気づきアダムとの硬い握手がまたもや実現!朝の4時 40 分から並んで最前列確保した甲斐がありました。 Crazy little thing called love の後、クイーン史上最も有名なクイーンの曲 Bohemian rhapsody をアダムが歌い出します。二番の Too late~ からはバックのスクリーンにフレディが映し出され大歓声が起こります。そしてギターソロではまたブライアンがキャットウォークの前まで来て弾いてくれました。オペラパート、ロックパートはそれぞれ盛り上がり最後にまたバックスクリーンにフレディが映し出され nothing really matters~ と歌うフレディに別れを告げる。
アンコールはいつものように豹柄のスーツに王冠をかぶったアダムが登場し We will rock you と We are the champions で盛り上がり、アダムがオーディエンスに向かって携帯のライトをつけるように言う。会場内はキラキラと輝きとても素晴しい光景でした。そして God save the queen でメンバー全員がステージ中央に。あふれんばかりの感動とともに金色の紙吹雪が会場をおおい、ステージは幕を閉じた。
2015年1月18日 ロンドン O2 アリーナセットリスト
One Vision
Stone Cold Crazy
Another One Bites the Dust
Fat Bottomed Girls
In the Lap of the Gods… Revisited
Seven Seas of Rhye
Killer Queen
I Want to Break Free
Don’t Stop Me Now
Somebody to Love
Love of My Life (Brian vo.)
’39 (Brian vo.)
These Are the Days of Our Lives (Roger vo.) Bass Solo
Drum Battle
Under Pressure (Roger and Adam vo.) Save Me
Who Wants to Live Forever
Last Horizon
Guitar Solo
Tie Your Mother Down
I Want It All
Radio Ga Ga
Crazy Little Thing Called Love
Bohemian Rhapsody
Encore:
We Will Rock You
We Are the Champions