<イベントレポート>「Queen初来日40周年記念~ The Queen Day」
4月17日、羽田空港国際線旅客ターミナルのTIAT SKY HALLで「Queen初来日40周年記念~ The Queen Day」が開催された。1975年4月17日はクイーンが初来日公演のために羽田空港に降り立った記念の日で、ちょうど40年を記念しての開催。
1975年当時の、バンドが羽田空港のゲートを出てくる様子や、横断幕で迎えるファン、ホテルの庭園で撮影に応じるメンバーたち、さらには日本武道館でのコンサートのフィルム映像が上映された。
さらにトリビュート・バンド「QUEER」がトークまでそっくりのクイーン初来日公演日本武道館再現ライブを30分以上にわたり披露。本物顔負けのギター・オーケストレーションなど、会場をソールドアウトにした満員のファンから大きな声援を浴びた。
メイン・イベントは来日の度にフレディ・マーキュリーのセキュリティスタッフを務めた伊丹久夫さん(東京パトロール社長)、2回目の来日公演から通訳を担当した小林のり子さんのトーク。スペシャル・ゲストとして参加したKAZ宇都宮さんは雑誌ミュージック・ライフのロンドン特派員を経て渡辺プロダクションでクイーンの招聘に携わり、後にヴァージン・アメリカ社長などレコード会社重役を歴任、クイーン・プロダクションと兼務する業界の重鎮である。
クイーンの来日に深く携わった三人は、
「日本に来たのを月に来たかのように喜んでいた。クイーンはイギリスでも大きなコンサートはやっていなかったので、羽田に2,000人ものファンがいて、ツアーマネージャーもこんなことになってるとは思っていなかった」(KAZ)
「フレディは人間的に素晴らしい。忘れないたった一人の友人」(伊丹)
「ブライアンは優しい。フレディは近寄り難い。ジョンはただ立っている感じ。ロジャーはいつも女の子を探してキョロキョロしてる(笑)」(小林)
など、バンドのエピソードを披露した。