BIOGRAPHY

Professor -green

1983年英・ロンドン東部のハックニー出身。本名Stephen Paul Manderson。
頭脳明晰であったが父親との不仲やスラム街での生活といったトラブル続きのなか、高校を中退。
デザイン会社のデザイナーとして堅気に働いて稼いでいたある日、カムデンで開催されていたLyric Padと呼ばれるフリースタイルのラップ・バトルになにげなく参加すると未経験にもかかわらず優勝。翌月も再び受賞を果たすとロンドンでも悪名高い、The JumpOffへスカウトされた。旋風を巻き起こし、チャンピオンの座に上り詰めるまで毎週勝ち進むと、7週連続で勝ち抜いた唯一のMCとなった。鋭い返しと、スマートなメタファー、速攻のオチで、Professor Greenはオーディエンスや審査員の間だけではなく、The Streets(ザ・ストリーツ) ことMike Skinner(マイク・スキナー)の心をも射止めた。Mikeの韻がベースとなった曲「Stereotypical Man」はUKのアンダーグラウンドシーンで大ヒットし、数週間Channel Uでチャートインを果たした。初のミックステープ、「Lecture No.1」は別のアンダーグランド・ヒットである「Upper Clapton Dance」をフューチャー、これによりPro Greenの名はUK ヒップホップシーンにおいて不動のものとする。
これと同時に、彼はバハマで開催されたJump Off(ヒップホップサイト)主宰のFight Klubと呼ばれるラップバトルのワールド・チャンピオンシップでプレイし、優勝。
2008年には「The Green EP」を制作。しかし2009年5月、EPでのチャンスを得る前彼に悲劇が起きる。ロンドンのナイトクラブで、身に覚えのない激しい暴力を受け、Professor Greenは割れたボトルで首を切られ重症。
一度はトラウマに陥った彼だがその2ヵ月後にはリリー・アレンとのコラボレーションを実現させるなど再び転機が訪れる。Facebookでチャット中にこのトラックについての書き込みを入れたところ、リリー・アレンに気に入られ、楽曲への参加が決定。さらにはイギリス、ヨーロッパ、オーストラリアツアーに招待され共演も実現。また、Virginと初のメジャー契約に至ると、ようやくデビューアルバム、『Alive ‘Till I’m Dead』が完成した。
The Inxsをサンプリングした1stシングル、「I Need You Tonight」はZane(BBCラジオ1のDJ)の2月度 Hottest Record In The Worldに選ばれ、3週連続NO.シングルを獲得。続いて5月にリリースされたのがS.O.Sをサンプリングし、リリー・アレンをフューチャーした「Just Be Good To Me」は既に世界中でプレイされ、何千人ものオーディエンスに披露されている。
まさに、26歳にしてハンパない人生を行く今注目度NO.1間違いなしのラッパーである。