Press Release
ドイツ・グラモフォンの映像&音楽配信サービス「STAGE+」 日本でサービス開始
本リリースは、2023年4月4日にドイツ・グラモフォンが発表したプレスリリースの日本語訳です。
ユニバーサル ミュージック グループ傘下で世界で最も長い歴史を持つ音楽レーベル、ドイツ・グラモフォンの映像&音楽配信サービス「STAGE+」を日本でも開始します。STAGE+は、クラシックの総合的なストリーミングサービスであり、4月4日より日本語バージョンでご利用いただけます。
STAGE+は、音楽ファンにリアルな音楽体験を届けることを目指しています。有料サービスに加入すると、ユニバーサル ミュージック グループの世界的なアーティストのライブ中継、演奏会&オペラ映像、ドキュメンタリー、音楽ビデオ、インタビューなどの幅広いコンテンツが体験できます。さらに、ロスレス、ドルビー・アトモス等の最新の技術で提供されるドイツ・グラモフォンとデッカなどクラシックレーベルの新譜やカタログ音源もストリーミングで聴くことができます。
STAGE+では、世界有数の歌劇場、オーケストラ、コンサートホール、音楽祭との提携し、ほぼ毎週豪華なライブ演奏会を配信しています。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ボストン交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団等の有名オーケストラを、アンドリス・ネルソンス、ヤニック・ネゼ=セガン、ジョン・エリオット・ガーディナー等の一流指揮者が指揮。また、バイロイト音楽祭等の世界的フェスティバルのオペラ上演をはじめ、ヴィキングル・オラフソン、ダニール・トリフォノフ、ヒラリー・ハーンなどのスターソリストの演奏を、ソロリサイタルや室内楽など様々な演奏会で視聴することが可能です。
4月5日と8日には日本でのサービス開始を記念して、ヤン・リシエツキとキット・アームストロングが出演する「東京・春・音楽祭2023」の2つのプログラムがライブ中継されます。
その他、ライブ配信のほかに現在約250本のコンサート映像、1000本を超えるレーベルの音源がオンデマンドで利用でき、今後も続々とコンテンツが更新予定です。ライブ配信やオンデマンドでは、ドイツ・グラモフォンによるクラブでのクラシック演奏会シリーズ「Yellow Lounge(イエロー・ラウンジ)」や、新進音楽家をフィーチャーした「ライジング・スター」も視聴できます。
ユニバーサル ミュージック合同会社・社長兼最高経営責任者 藤倉尚
日本においてドイツ・グラモフォンの名盤は多くのファンに楽しまれ、多くの才能あるクラシック演奏家にインスピレーションを与えています。この度、ドイツ・グラモフォンの革新的なストリーミング・プラットフォーム「STAGE+」の日本版を発表し、日本のクラシック音楽ファンの皆様に素晴らしい体験を提供できることを嬉しく思います。同時にこのプラットフォームを通じて、より多くの日本のクラシック演奏家を世界に紹介することを楽しみにしています。
ドイツ・グラモフォン コンシューマー・ビジネス担当副社長 ローベルト・ツィンマーマン
STAGE+は、クラシック音楽の配信における新時代を開くものです。デジタル技術は多様な音楽を伝える可能性を持っていますが、我々はそれを追求し、ドイツ・グラモフォンの専属アーティストをはじめとする音楽家たちの仕事が、より身近に、生き生きと感じられるようにしたいと考えています。
本サービスは検索機能も充実しており、コンサートやアルバム名、作品、楽章、オペラの場面等のキーワードで、お好みの楽曲を探すことができます。さらに個々のタイトルは、出演アーティスト、作曲家、作品、コンサートホール、音楽祭等と関連づけられ、該当する演奏会やアルバムがすばやく見つけられるようになっています。
お気に入り機能、オフライン機能(モバイル機器で利用可能)等、ユーザーにとって便利な機能も満載です。
STAGE+は、ウェブサイトのほか、テレビおよびスマホアプリで利用できます。多くの映像が4Kやドルビー・アトモスに対応しており、音声はオリジナル音源とほとんど変わらないロスレス音質で提供されています。
ドイツ・グラモフォン社長 クレメンス・トラウトマン
我々はクラシック音楽へのアクセス方法に革命を起こし、パートナーや音楽家たちと共に、音楽がもたらし得る最高のものをオーディエンスに届けたいと考えています。日本は国内および海外からのアーティストによる演奏会が盛んであり、高い見識と情熱を持ったファンが数多く存在します。STAGE+はアーティストの舞台やメディアでのパフォーマンスを一度にご覧いただける初めてのサービスであり、我々がアーティストから得た最初のフィードバックは非常にポジティブなものでした。ドイツ・グラモフォンは今年125周年を迎えますが、STAGE+は、創業以来レーベルの特徴である創造的で革新的な思考のあり方を示す良い例だと言えます。
ユニバーサル ミュージック セントラルヨーロッパ&ドイツ・グラモフォン会長兼最高経営責任者 フランク・ブリークマン
クラシック音楽のデジタル・コンテンツに対する関心は急速に高まっています。ドイツ・グラモフォンでは、約2年前にDGステージ(注:STAGE+の前身となる映像サービス)を立ち上げましたが、コンサートやオペラでのライブ配信の需要は大幅に伸びています。こうしたなかでSTAGE+は、インターネットにおけるクラシック音楽のあり方を一変することになるでしょう。このために尽力してくれた素晴らしいチームと様々なパートナーに、感謝を申し上げたい気持ちです。彼らは、世界中のクラシックのオーディエンスを喜ばせ、感動させることになるであろう特別なものを作り上げたのです。
■日本版サービス開始後に予定されているライブおよび収録配信
- ライブ配信:ヤン・リシエツキ&日本人ソリストたちによるブラームス作品集(4月5日/東京・春・音楽祭)
- ライブ配信:キット・アームストロングによる「鍵盤音楽年代記」(4月8日/東京・春・音楽祭)
- 収録配信: ジョン・エリオット・ガーディナーによるバッハ「ミサ曲 ロ短調」from ヴェルサイユ(4月15日)
- 収録配信:アヴィ・アヴィタル~世界のはざまで:イタリア編(4月19日/ベルリン・P・ブーレーズ・ザール)
- 収録配信: ジョン・エリオット・ガーディナー&イングリッシュ・バロック・ソロイスツによるモーツァルトとハイドン(4月22日)
- ライブ配信:ダニール・トリフォノフのスクリャービン「ピアノ協奏曲」。ヤクブ・フルシャ&チェコ・フィルハーモニー管弦楽団との共演(4月28日)。
- 収録配信:ファビオ・ルイージ&キム・ボムソリによるニールセン「交響曲第5番」と「ヴァイオリン協奏曲」(5月6日)
- 収録配信:マンフレート・ホーネックがシュミットとベートーヴェンを指揮。ヴァイオリン独奏は、マリア・ドゥエニャス(5月20日)
- 収録配信:アルブレヒト・マイヤーとベルリン・バロック・ゾリステンがバッハを演奏(6月3日)
詳細は以下をご覧ください:www.stage-plus.com
■ドイツ・グラモフォンについて
ドイツ・グラモフォンは、1898年の創立以来、クラシック界で最も権威のあるブランドのひとつであり、常に最高の芸術性と音質を追求してきました。「イエロー・レーベル」のニックネームのもと、重要なアーティストを多数輩出し、最高の演奏、音質、映像を求める世界の音楽ファンの間で広く認知されています。ドイツ・グラモフォンでは、新しいレパートリーの開発に力を入れ、アーティストや作曲家の育成を幅広く行っています。また最新のテクノロジーを駆使して、世界のオーディエンスに音楽をデジタルで提供しています。
ドイツ・グラモフォンの契約アーティストには、現代における最も著名な演奏家が名前を連ねています:マルタ・アルゲリッチ、ダニエル・バレンボイム、グスターボ・ドゥダメル、エリーナ・ガランチャ、エレーヌ・グリモー、エフゲニー・キーシン、ラン・ラン、アンネ=ゾフィー・ムター、アンドリス・ネルソンス、ヤニック・ネゼ=セガン、マレイ・ペライア、マウリツィオ・ポリーニ、グリゴリー・ソコロフ、ブリン・ターフェル、ダニール・トリフォノフ、ローランド・ビリャソン、クリスチャン・ツィメルマン、ユップ・ベヴィン、ヒルドゥール・グドナドッティル、ダスティン・オハロラン、アグネス・オベル、ヴィキングル・オラフソン、マックス・リヒター等。さらに当レーベルに録音を残した過去の伝説的アーティストには、クラウディオ・アバド、レナード・バーンスタイン、ピエール・ブーレーズ、ウラディーミル・ホロヴィッツ、ヨハン・ヨハンソン、ヘルベルト・フォン・カラヤン、カルロス・クライバー、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、アンドレス・セゴビアが含まれます。