Press Release

－ 全国の学校向けに、プロのインストラクターと専門プログラムによるダンス授業を展開 －

公益社団法人日本ストリートダンススタジオ協会（以下:NSSA）、ユニバーサル ミュージック合同会社、大日本印刷株式会社（以下:DNP）の3者は、広く民間企業の協賛を得て、全国の学校におけるダンス授業の充実を図る、ダンス教育支援サービスを開始します。

このサービスは、ダンス授業の指導者不足に悩む教育現場に対して、プロのダンスインストラクターを派遣するとともに、表現運動や現代的なリズムのダンスの専門プログラムを提供し、本格的なダンス授業を実施するというものです。児童・生徒たちに楽しいダンスを体験できる環境を提供するとともに、教育の場における協賛企業の企業ブランディングやCSR活動等を支援することを目指しています。

3者は共同で、ダンス教育支援サービスを推進する組織として「Dance Education Project（DEP）」運営委員会を本年4月に立ち上げ、当サービスを提供します。

【サービス開始の背景】

近年、「ダンス」が学校の体育授業に取り入れられており、2011年度の小学校での導入、2012年度の中学校での必修化に続き、2013年度から高等学校で本格的に実施されます。一方、学校の教育現場ではダンス授業の指導者の育成と指導内容の質の向上が課題となっています。

この課題に対して、NSSAとユニバーサル ミュージック、DNPの3者はDEP運営委員会を立ち上げ、ダンス教育支援サービスと、教育現場における企業ブランディング支援サービスを開始します。次世代の人材育成を支援する企業活動の一環として、社員を学校に講師として派遣し、企業のノウハウや教育的資産を活かして実施する「出前授業」が、学校側の積極的な受け入れ姿勢もあって増加しており、これらの企業の協賛を得て、学校の授業支援などを行っていきます。

【サービスの概要と特長】

DEP運営委員会は、全国の民間企業に広く協賛を呼びかけ、協力体制を構築します。同時に、全国の小・中・高等学校に、それぞれの学校の要望に応じて、NSSA所属のプロのダンスインストラクターを派遣し、本格的なダンス授業を実施します。（保育園や幼稚園も、ご要望に応じて実施を検討します）

１．プロのダンスインストラクター派遣による充実した教育の実現

NSSA所属の全国のプロのダンスインストラクターとのネットワーク、文部科学省の学習指導要領に準じたダンス授業により、全国の小・中・高等学校は経費を負担せずに、学校授業にふさわしいダンス教育を児童・生徒に提供することができます。また、全国の学校との窓口として、ダンスの指導者不足など学校側の抱える課題を収集し、それぞれの要望に応じたダンス授業を実施します。

２．ダンス教育のスムーズな運営を実現

豊富な楽曲を有するユニバーサル ミュージックは、年代やダンス内容に合わせた楽曲や振付けを提供するともに、協賛企業の窓口として当サービスを継続的に運営できる体制作りを担います。一方DNPは、これまで実施してきた企業による出前授業支援サービスの実績とノウハウをベースに、安定的な授業当日の運営サポートや、DEP事務局の運営を行います。

３．教育現場における企業ブランディングの構築を支援

当サービスは、企業からの協賛をもとに実施するものであり、協賛企業が社会の課題解決に向けて取り組むCSR活動の活性化をサポートします。各協賛企業の活動をDEPのウェブサイトで紹介するほか、協賛企業向けの特別サイトの開設や協賛企業のウェブサイトへのリンクなどを行い、企業のブランド構築を支援します。

【各社の主な役割】

○公益社団法人日本ストリートダンススタジオ協会

・文部科学省の定める学習指導要領に準じた表現運動・現代的なリズムのダンスのダンス授業を実施する、ストリートダンス関連の団体としては国内唯一の公益社団法人

・全国の小・中・高校とのコネクションを持ち、学校からの窓口を担当

・全国のダンスインストラクターとのネットワークによる全国でのダンス授業実施対応

○ユニバーサル ミュージック合同会社

・世界最大の音楽企業、ユニバーサル ミュージック グループの日本法人

・協賛企業の窓口となって全面的にサポートし、豊富な音源から楽曲提供をするとともに、事業全体のコーディネーションを担当

○大日本印刷株式会社

・出前授業支援の実績と、そのノウハウをもとにした、授業当日のサポートや学校との詳細条件の調整　　

などの運営

【今後について】

NSSA、ユニバーサル ミュージック、DNPは、当サービスを、全国の学校教育が抱える課題に対する社会貢献として位置づけ、協賛企業の協力のもと、サービス継続と充実化を図り、初年度に年間500校のダンス授業の支援を目指します。