商品紹介
豊かな感興とあふれ出る情熱。名匠ケンプの貴重な日本におけるブラームス・ライヴ録音。
世界の名演奏家の中には、日本を気に入って、何度も来てくれる人がときどきいる。ヴィルヘルム・ケンプ(1895-1991)は、20世紀の大ピアニストのうちでも特に日本を愛した人である。ケンプは1936年から79年まで、実に10度も来日し、その優しく親しみやすい音楽を各地で披露した。ケンプはドイツ音楽に定評のあったピアニストであり、その中には当然ブラームスも含まれている。彼の弾いたブラームスの小品集や、コンヴィチュニー指揮シュターツカペレ・ドレスデンと共演したピアノ協奏曲第1番のレコードは、名盤として知られている。だから、日本でこの曲を演奏しているのも別に不思議なことではないように思われるが、実はケンプが日本で弾いたブラームスの協奏曲の録音というのはかなり貴重なものである。というのも、彼が日本でピアノ協奏曲を弾く場合、まずはベートーヴェン、次いでモーツァルトやバッハであったからだ。 増田良介(ライナーノーツより)
マスタリング:2013年12月 by 杉本一家(ビクタークリエイティブメディア)
マスタリング:2013年12月 by 杉本一家(ビクタークリエイティブメディア)
内容
~眠っていた巨匠たちのジャパン・ライヴが今、甦る~
TBSの倉庫で眠っていた貴重な世界の巨匠たちの音源を最新リマスター、SACDハイブリッドで発売!
曲目
[SA-CD]
モーツァルト:
1
歌劇《魔笛》K.620 序曲
ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品1
2
第1楽章: マエストーソ
3
第2楽章: アダージョ
4
第3楽章: ロンド: アレグロ・ノン・トロッポ
ベートーヴェン:
5
6つのエコセーズ 変ホ長調 WoO 83