商品紹介
ヤンソンスと東響。伝説の名コンビによる熱演が、今、ここに甦る。
このディスクには、アルヴィド・ヤンソンスの指揮するチャイコフスキーとワーグナーの作品が収められている。どの演奏も、ヤンソンスと東響という日本のオーケストラ史上に残る名コンビが50年以上前に到達していた芸術的水準の高さに驚かされる、見事なものである。このうち《フランチェスカ・ダ・リミニ》は10年以上前に当時の東芝EMIからCDが出ていたが、他は今回が初出となる。中でも《トリスタンとイゾルデ》は貴重だ。アルヴィド・ヤンソンスの振るワーグナーが発売されるのは、これが初めてだと思われる。
ヤンソンスの振る《トリスタン》は、重厚なロマンティシズムを感じさせるすばらしい演奏だ。弦の張り詰めた弱音、息の長いうねり、そして切ないほどの高揚感。東響は、きわめて強い共感をもって、ヤンソンスの求める情熱的なワーグナーを全力で表現する。~《フランチェスカ・ダ・リミニ》も交響曲第5番も、レニングラード・フィルの首席指揮者であったムラヴィンスキーが得意にしていた曲だ。しかしヤンソンスの演奏は、ムラヴィンスキーよりもずっと激情的だ。特に《フランチェスカ》で、東響の集中度の高いアンサンブルが描き上げる、熱い血のたぎるような愛のドラマは心を打つ。これもまたヤンソンスならではの情熱的な名演奏である。 増田良介(ライナーノーツより)
マスタリング:2013年9月 by 杉本一家(ビクタークリエイティブメディア)
ヤンソンスの振る《トリスタン》は、重厚なロマンティシズムを感じさせるすばらしい演奏だ。弦の張り詰めた弱音、息の長いうねり、そして切ないほどの高揚感。東響は、きわめて強い共感をもって、ヤンソンスの求める情熱的なワーグナーを全力で表現する。~《フランチェスカ・ダ・リミニ》も交響曲第5番も、レニングラード・フィルの首席指揮者であったムラヴィンスキーが得意にしていた曲だ。しかしヤンソンスの演奏は、ムラヴィンスキーよりもずっと激情的だ。特に《フランチェスカ》で、東響の集中度の高いアンサンブルが描き上げる、熱い血のたぎるような愛のドラマは心を打つ。これもまたヤンソンスならではの情熱的な名演奏である。 増田良介(ライナーノーツより)
マスタリング:2013年9月 by 杉本一家(ビクタークリエイティブメディア)
内容
~眠っていた巨匠たちのジャパン・ライヴが今、甦る~
TBSの倉庫で眠っていた貴重な世界の巨匠たちの音源を最新リマスター、SACDハイブリッドで発売!
曲目
[SA-CD]
チャイコフスキー:
1
幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》 作品32
ワーグナー:
2
楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲と愛の死
〈スペシャルトラック〉チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64
3
第3楽章: ワルツ : アレグロ・モデラート
4
第4楽章: フィナーレ : アンダンテ・マエストーソ - アレグロ・ヴィヴァーチェ