商品紹介
ウィーン・フィル伝統の奏法を身につけた佐藤慶子の満を持してのファーストCD
「そのやさしい音で聞く人の心に花を咲かせます」「佐藤さんがコンサートミストレスの時、オケマンは安心して音楽が出来ました」これらは永年新星日響、東京フィルなど、オーケストラ経営の最前線で活躍した榑松三郎氏のCDに寄せての花向けの言葉です。
1970年前後はアメリカに留学するヴァイオリニストが多かった中で、佐藤はウィーン国立アカデミーに留学し、ウィーン・フィルの奏者を数多く育てたリカルド・オドノポゾフ教授(カール・フレシュ門下)やアルフレッド・シュタール教授(室内楽)に師事し、ウィーン・フィル伝統の奏法を身につけました。
当時の日本は桐朋学園、ジュリアード音楽院の系列で育ったヴァイオリニストがもてはやされた時代でしたが、その中にあってウィーンで学んだ佐藤の手腕を高く評価したのが榑松氏であり、共にオーケストラの最前線で苦楽を共にし、日本のオーケストラの質的向上に大きく貢献してきました。
佐藤はコンサートマスターとしての活動が核でしたが、カルテットを主宰し、ソロ活動も展開してきました。
このCDに選ばれた作品は佐藤が永年慣れしたしんだ曲ばかりです。
佐藤のしなやかなボウイングから生み出される、ホールいっぱいに響き渡る溢れんばかりの美音、そして歌を堪能できるCDの登場です。
内容
佐藤 慶子 Keiko Sato, violin
京都府立堀川高校音楽課程在学中、毎日コンクール高校の部西日本1位。 東京藝術大学卒業後ウィーン国立アカデミー(現ウィーン国立音楽大学)入学。 在学中ウィーン・フェスティバルにソロで出演、アイゼンシュタットで開かれた国際ハイドン・カルテット・コンクール入賞。 アカデミーを全審査員一致で最優秀賞卒業。 帰国後東京 ゾリステン、東京フィルハーモニー交響楽団、新星日本交響楽団の コンサートミストレスを歴任。2007年から「カルテットに親しむ会」 を主宰 53回に及ぶ。 東儀祐二、兎束龍夫、服部豊子、ウィーンで はカール・フレシュ門下のリカルド・オドノポゾフ、室内楽をアルフ レッド・シュタール(ウィーン・フィルの入団者を数多く育てた)の各氏に師事。
曲目
[C D]
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 「春」
1
第1楽章: Allegro
2
第2楽章: Adagio molto espressivo
3
第3楽章: Scherzo: Allegro molto
4
第4楽章: Rondo: Allegro ma non troppo
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 作品9の3
5
第1楽章: Un poco andante
6
第2楽章: Allegro
7
第3楽章: Sarabande
8
第4楽章: Tambourin
クララ・シューマン:3つのロマンス 作品22
9
第1曲 Andante molto
10
第2曲 Allegretto
11
第3曲 Leidenschaftlich schnell
マスネ:
12
タイスの瞑想曲