商品紹介
槇原敬之の「ビオラは歌う」を収録。ブラームス、プッチーニ、ヒンデミット、ピアソラなど、多彩な曲目!
須田祥子はヴィオラを歌わせたら日本屈指の実力を持ち、多種で色彩感ある音色を持つ稀有なヴィオリストです。ヴィオラの特色を余すところなく生かすべく、このCDは、ひとつのコンサートのように多彩な内容で構成されています。 br>作曲家の生まれた順に曲が配置され、出身国もヴァラエティに富んだ選曲になっています。 アルバムはブラームスの歌曲からスタートし、プッチーニのオペラ・アリアへとつづきます。 br>プログラムの中心には、ヒンデミットのヴィオラ・ソナタを据えています。ヒンデミットはヴィオラの名手で、ヴィオラの作品を多く残していますが、ヴィオラ・ソナタは比較的初期の作品で、ロマンティックな要素を残しています。「ヴィオラを知り尽くした人の作品なので、指が並ぶように書かれていて、ストレスがない」と。しかも、須田が弾いているのは、ヒンデミットが実際に使っていたヴィオラと弓であり、このソナタを弾いていると「楽器と弓が演奏を導いてくれる」と須田は語っています。ピアソラの《2つの小品》は、1949年(28歳)の作品で、しかも、ピアソラが作曲した唯一のヴィオラのオリジナル作品です。 br>アルバムの最後には美しいメロディーと、優しいメッセージで日本を代表するシンガーソングライター、槇原敬之「ビオラの歌」が収録されています。 「ビオラは歌う」は、NHKTVのみんなのうたのために槇原により作詞、作曲そして歌われたものです。オーケストラの中で存在感が薄いと思われていたビオラが、いないと何か調子がでず、一緒に演奏してみて、実は他の楽器を活かし、支える役回りだったということを知る。そのことを通して「人は他の人を支え、輝かせて、誰かの為になれる事が、とっても幸せなことだ」というメッセージを歌い上げた曲です。 br>「ビオラは歌う」はこのCDのタイトルにもなっており、須田の生き方とも重なります。