商品紹介
暴挙? 快挙? その1
立石博子は偶然な出会いからイタリアの銘器ファツィオリを入手し、以来ファツィオリの多彩な音色の虜になり、このモーツァルトでもファツィオリを使用しています。
立石の演奏は、歌もピアノも自由奔放そのもののようですが、意外と基礎はしっかりしていて、音楽はヨコに流れます。西洋音楽の原点ともいえるグレゴリア聖歌を学び、ピアノも24歳でパリに渡り、ピエール・サンカンのもとで6年間修行したことが大きく反映しているのでしょう。
<夜の女王のアリア>というと、超型破りな歌唱で人気を博したフローレンス・フォスター・ジェンキンス(Florence Foster Jenkins 1868-1944年)のことをつい思い出します。44才で歌手としてデビュー、76歳にしてついにカーネギーホールでリサイタルを行い(亡くなる1か月後前だった)、RCAからライブ盤が出て世界中がぶっ飛びました。
ジェンキンスでさえもピアノ伴奏なのに、立石博子は何とオーケストラと共演をしています。
このCDは果たして暴挙? それとも快挙?
賛否両論間違いなし。あなたはいかがお聞きでしょう?
エクストラ・トラックには、16歳で天国に召された天才ピアニスト秀輔に捧げた「みじかくも美しく燃え」(ピアノ協奏曲第21番~アンダンテ)と、谷川俊太郎の朗読で「子供のモーツァルト」(未発表作品)が収録されています。
[高音質CD / DSD to finest CD] *当初、プライベート盤として制作したCDの改訂盤です。
内容
■使用ピアノ:ファツィオリF228(伊)
ファツィオリ(FAZIOLI)は、1981年に北イタリアで創業した新進のビアノ・メーカー。今でも年問150台程度しか生産され ておらず、ひとつひとつが職人による手仕事で造られている。
ピアノのストラディヴァリウスとも称されるが、実際にファツィオリの響板は、ストラディヴァリウスの表板と同じ、イタリア北部、東アルプスのドロミティの同一地帯から伐採された赤トウヒ(Abete Rosso)を使用している:
2010年にショバン・コンクール、2011年にはリスト国際ピアノコンクールとチャイコフスキー国際コンクール、2014年にはルービンシュタイン国際ピアノコンクールでも公式ピアノのひとつに採用され、一躍脚光を浴びているピアノメーカー。
曲目
[C D]
モーツァルト:歌劇《魔笛》 K.620
1
序曲
モーツァルト:歌劇《魔笛》から 2つの《夜の女王のアリア》
2
「ああ、恐れおののかなくてもよいのです、わが子よ!」
3
「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331(300i) 《トルコ行進曲付》
4
第1楽章: Tema Con Variazioni (Andante grazioso)
5
第2楽章: Menuetto - Trio
6
第3楽章: Alla Turca (Allegretto)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調 K.545
7
第1楽章: Allegro
8
第2楽章: Andante
9
第3楽章: Rondo
モーツァルト:
10
ロンド 二長調 K.485
エクストラ・トラック
11
みじかくも美しく燃え(モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 第2楽章)
12
谷川俊太郎の朗読:子供のモーツァルト(未発表作品)
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発売日
2018.06.05
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品 番
MF-25602